映画「一礼して、キス」の古澤健監督が、日常に潜む孤独と愛情を描くノワールサスペンスです。古びたアパートでひとり娘の綾を育てるシングルマザーの靖子は、弁当屋の仕事をしているが、その稼ぎだけではやっていけず、風俗で働き始める。そんなある日、綾が誘拐されてしまう。靖子にとって綾は人生のすべてであったが、しかし靖子は綾を取り戻すという選択をしなかった。その日から、靖子は秘密のルーティンを始めるが、誰にも知られていないはずのその行動を、ある男がじっと見つめていて…
主演と脚本の小原徳子さんの舞台挨拶付きで観ました。去年5月に東京のトリウッドで上映した作品。
小原さんが最初にスコーレに来たの「ピョコタンプロファイル」で18歳だったと。
きっかけは主演の共演していた大山大が監督の勉強していて、コロナ禍の支援で俳優が映画作りするのが多くてやろうと思ったと。昔、演劇部の部長で脚本を書いていた。最初は何か物語を描きたいと思って始めた。
大山さんが誘拐されて迎えにいかない母親をどう思うと聞かれ、やってみたいと思った。
古澤監督にオファーしてから内容がかなり変わったと。監督からヒロインの説明を一切しないようにしようと提案があった。
最初は別の監督で進んでいたのが病気になり、代打で古澤監督にオファーしたらOKが出た。
このセリフは観客の聞きたいセリフじゃないとダメ出しされたのが印象的だったと。
撮影前日くらいまで脚本をいじっていた。
制約をいかして撮影を工夫していたとか。
カメラとの距離感があって、素のまま撮られた感じ。
完成品は思い描いていたのと違って衝撃だったと。
カレーのつもりがフルーツパフェだったくらい違っていたと。
この作品のために映画美学校を卒業したので今後もやってみたいと。
今進めている企画もあると。
学校に行ったからには結果を出したいと。
来月は「THIS MAN」が公開。