これは令和の「やっぱり猫が好き」なのか?「三日月とネコ」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

ウオズミアミによる同名コミックを、安達祐実、倉科カナ、渡邊圭祐の共演で「市子」の脚本を手がけた上村奈帆監督が実写映画化した作品です。

40代の書店員・戸馳灯、30代の精神科医・三角鹿乃子、20代のアパレルショップ店員・波多浦仁。熊本地震をきっかけに出会った3人は、家族でも恋人でもなく年齢も職業も境遇もそれぞれ異なるが、愛猫ミカヅキを囲んで仲良く共同生活を送っている。3人の生活は、灯が編集者の長浜一生と出会ったことで次第に変化していき…


猫好きの共同生活が描かれるこの作品に共感ポイントはゼロですが、映画としては楽しく観られました。

小林聡美が作家役で登場して、この作品は令和の「やっぱり猫が好き」なのかと思いました。

しかし、ペットの世話なんか煩わしかろうし、他人と共同生活なんてストレスしかないとしか思えないのが正直なところ。安達祐実は結局、ごはん作ってくれるおかん代わりでしかない気がしてしゃあないです。

熊本が舞台なのに方言があまりなくて、最初の地震のシーンは一瞬東日本震災かと思いましたが夜のシーンだったのでいつの地震?と思って観ていたら熊本城の修復シーンが出てきてそこで熊本だったのかとわかりました。

せっかく熊本が舞台なんだから方言をもっと活かしたら良かったのに。