押井守監督が手がけた人気オリジナルビデオアニメーション「機動警察パトレイバー」の1993年製作の劇場版第2作です。
2002年、突如として横浜ベイブリッジが爆破される事件が発生。自衛隊機によるものと報道されるが、該当する機体は存在せず同様の不審な事件が都内で相次ぎ、警察と自衛隊が対立する。事態を重くみた政府は実働部隊を治安出動させ、東京は事実上の戦争状態に。警視庁特車二課第2小隊隊長の後藤らは、東京に戦争を再現させてみせたテロリストの正体とその真相を追うが…
メカデザイナーの出渕裕さんと脚本の伊藤和典さんのバンダイナムコ浅沼誠さんのトークショー付きで観ました。
浅沼さんはOVAにアシスタントプロデューサーから作品に関わったと。旧サンライズの社長も。
当時はまだアニメは小さな産業だった。当時1作品1万円くらいが相場だったのを4800円で6本シリーズで出した。
伊藤さんはサンライズで「009」の制作進行をやっていて、ぴえろに移っていたので、サンライズでのTVシリーズはやりにくかった。
伊藤さんは「うる星やつら」で脚本家デビューして、セリフはいいけど、構成はダメと言われて、押井監督が構成を立てて、脚本を作っていた。「パト2」に関しては終わらせるつもりであの話にした。
押井監督が詳細なプロットを作って、語り部分は空けといてと言われた。
南雲さんの過去については掘り下げられているけど、パトレイバーとしてはどうなのかと疑問が残った。
声優の榊原さんからは「南雲を人身御供にしてこの作品は傑作になった」と言われたと。
当時のヘッドギアは高田、ゆうき、出渕と伊藤、押井に別れていて、押井監督が暴走していたと。
パトレイバーの伊藤和典脚本集が進行中。
出渕さん曰くレイバーのリアリティーはレイバー以外を現実にして、異物としてレイバーをいいバランスで描くことで成立させている。
伊藤さん的にはレイバーはあくまで重機の感覚。
アニメはまた公式に再始動しているそうです。
最初のシリーズから30年後の物語でキャラクターは一新される。