やっと観れたハーベイ・カイテル主演の怪作「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「フューネラル」の鬼才アベル・フェラーラの1992年製作の代表作。

 

ニューヨークの警部補のLTは、麻薬、賭博、買春など人としてもあるまじき行為の数々に明け暮れている。ある日、教会の尼僧が強姦されるという事件が起き、LTは野球賭博でできた借金を穴埋めしようと、懸賞金5万ドルがかけられた犯人を捕らえることに躍起になる。被害者である尼僧が犯人を許そうとしていることを知り、賞金のためにも尼僧に犯人を告発するよう懇願するLTだったが、逆に彼女の信仰深さや敬けんさに触れ、おのれの弱さや罪深さに気づいていき…


ニコラス・ケイジ主演のリメイク版は観ていましたがオリジナル版は初見です。

公開当時から怪作だと評判だったのでいずれは観たいと思いながら30年以上その機会を待っていました。こうしてようやく観てみると滅茶苦茶な刑事ドラマには違いないけど、思っていたほど衝撃的な内容でもない感じ。

それでも終盤にキリストが出てきたりして意表を突かれたりもしたのでまあまあ楽しめました。

ハーベイ・カイテルはハチャメチャな役をノリノリで演じているのがわかります。