昭和ガメラシリーズの監督がガメラの間に手掛けたセクシーコメディ!「裸でだっこ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「大怪獣ガメラ」湯浅憲明監督が1970年に製作した「「でんきくらげ」など軟体動物シリーズの渥美マリが主演の明るい艶コメディ映画です。

 

4人の男女若者グループ、それぞれに夢がある。リーダー武志の夢はヨットを買うこと、ユミはそれで世界周航に出ること、そして海賊ラジオ局を開きたいアナーキーな奴、集団農場を建てたい左翼学生。彼らは40万円の賞金目当てにゴーゴー大会に出るが敗退。ユミに美人局をさせてもカネにならず。ユミが働くスナックの客に朴訥な警官がいて彼女に惚れていて、その警官もユミらの無軌道っぷりに巻き込まれ…

 

渥美マリといえば当時の大映のセクシー作品を一手に請け負う艶女優な感じですが、その彼女を主演にガメラシリーズ湯浅監督が撮り上げた青春コメディです。

渥美マリは作品により寸止めな脱ぎの時もありますが、この作品で序盤にあっさりと脱いでいてびっくり。しかし、その先はあんまりセクシーな場面がなく普通に美人局グループの女と警察官の実直な男とのラブコメ展開がメインでした。美人局グループの3人の男のブサイクさがすごくて、よくもまあこんなぶっさいくな男たちを主要キャストにしたもんだと思うレベル。

後半にSFっぽいセクシーシーンがあり、このシーンのためだけに湯浅監督が起用されたような気がしました。

エロ目当てだと拍子抜けする若者風俗コメディでした。