八代亜紀のヒット曲「なみだ恋」を東映の夜の歌謡シリーズとして映画化した1973年の作品です。 八代亜紀さんを追悼して観ました。
夜の世界に生きる奔放な叔母に育てられた三枝子が、叔母を取り巻く様々な男たちを通じて、次第に女として目覚め磨かれていくが…
ヒロインは傷だらけの五郎と出会い彼から拳銃を預けられる。彼女は五郎を動物病院につれていき治療させ、ときどき会いに行くうちに彼に惹かれて行く。叔母は自分のバーで売春をあっせんしていて、金持ちの社長に三枝子のヴァージンを売りつけようとしている。しかし、三枝子は叔母の愛人ジョージに強姦されてしまい…
みたいな展開でやたらとエッチな展開の多い作品でした。八代亜紀さんは冒頭と終わりに店で歌うシーンがありますが、演技を見せると言うこともなくあくまで歌手に徹していました。
金持ち社長役の殿山泰司さんのスケベジジイぶりも凄いですが、ジョージ役がささきいさおさんが強烈なインパクトを残します。個人的には「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌の人というイメージの人でしたが、この作品ではヒロインに執着するゲスいヒモ男をいやらしく熱演していました。
ヒロインは中島ゆたかさんでクールビューティぶりがすばらしく魅力的です。
80分たらずの短い作品ですがサービス満点のもはやセクスプロイテーション映画な夜の歌謡シリーズがもっと観たくなる一本でした。