後半のモブシーンとアクションが凄い無声映画「キートンのセブンチャンス(活弁入り)」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

1925年製作のバスター・キートン監督・主演によるサイレント映画です。きのう新作無声映画「I AM JAM」を観た勢いでアマゾンプライムで観ました。

 

内気なジミーはメリーになかなか求婚することが出来ない。しかも親友ビリーと経営する会社も営業不振。そんなとき、もしジミーが27歳の誕生日の19時までに結婚すれば700万ドルの遺産をうけとれる事がわかった。27歳の誕生日――それは今日で…

 

 澤登翠の活弁つきで観ましたが、澤登さんの活弁はずいぶんおとなしめです。

ジミーが求婚したときに余計なことを言ったばかりに彼女がヘソを曲げてしまう展開です。

 メリーはおばあちゃんに言われ、もう一度、ジミーにチャンスを与えることにしますが、ジミーはその連絡を聞く前に誰彼かまわずプロポーズしてまわります。結局、夕刊に募集広告を載せると大量に花嫁候補が教会に集まりますが…

この花嫁候補のモブシーンが見せ場となる作品でした。ここからキートンの売りのアクションが始動します。

物語的にはなくてもいいアクションですが、ここがないと見せ場に乏しいかも。

キートンはやっぱりアクションの人だと思いました。