「ビルとテッド」シリーズの俳優アレックス・ウィンターがフランク・ザッパの人生に迫ったドキュメンタリーです。
1960年代以降、膨大なディスコグラフィーを築き上げ、数多くのミュージシャンに影響を与えたザッパ。初公開のアーカイブ映像などを使用し、彼のキャリアの背後にある私生活にも探求する。
自分にとってザッパといえば「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパッパ」です。洋楽に目覚め始めた頃、音楽雑誌でこのアルバムタイトルを見て、ザッパはコミックバンド的なアル・ヤンコビックみたいなものと思い込み、全く通らずに来たアーティストでした。
ザッパは奇人だけど、純粋に音楽を作るのが好きな人で完璧主義者であることはよくわかりましたが、インタビューばっかりでライブを聴かせるシーンがあまりにも少ないのが不満です。
30年近く前に亡くなったアーティストなんだから、その貴重映像からしっかりとライブを見せてくれよと思いました。
最後のライブがチェコでヴェルヴェッド革命を受けてのライブなのは意外でした。
先日のBSでやっていたドキュメンタリーでヴェルヴェット革命とルー・リードの関係が強調されていましたが、実際にはザッパがあんなにチェコで人気だったとは。