墓地で死体が発見された青年が死ぬまでの1週間「たぶん悪魔が」「ラルジャン」のロベール・ブレッソン監督が1977年に手がけたある若者の死に迫るドラマです。裕福な家庭に生まれた美貌の青年シャルルは自殺願望に取り憑かれている。政治集会や教会の討論会に参加しても違和感を抱くだけで…当時の社会問題などで揺れる若者たちの刹那的に生きる姿が描かれます。ブレッソンがこんなにも世相を描く作品を作っていたのがちょっと意外な感じ。主人公たちの美しさはやっぱりブレッソンな感じ。