佐藤佐吉&井口昇監督を俳優として起用しているだけのことはあるダークな映画だった「哀愁しんでれら」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「TSUTAYA CREATOR'S PROGRAM FILM2016」でグランプリを獲得した企画を元に「かしこい狗は、吠えずに笑う」の渡部亮平監督がオリジナル脚本で映画化した作品です。

市役所に勤める小春はある夜、不幸に見舞われ全てを失う。人生を諦めかけていた彼女の前に8歳の娘と暮らす開業医の大悟が現れる。小春は彼のプロポーズを受け入れるが…

舞台挨拶ライブビューイングの回を観ましたがガラガラでした。
田中圭さんは土屋太鳳さんが主演と聞いて脚本も読まずに出演を決めて、脚本を読んだらこれは日本の「ジョーカー」だと思ったそうです。
土屋太鳳さんは撮影日数が19日しかなかったことをぼやいてました。(城定監督のピンク映画なんて2~3日で撮っているというのに)娘役のCOCOさんは私服での登壇でしたが、誰よりもおしゃれでした。
作品がネタバレ厳禁な空気の宣伝をされていましたが、だいたい予告の印象通りの内容でした。
監督で脚本家でもある佐藤佐吉と井口昇監督がチョイ役で出演していて驚きましたが、両監督の作品に匹敵するダークさで日本映画史上に残るバッドエンド作品なので要注意です。
山田杏奈さんがヒロインの妹役で出演していますが、彼女は公開中の「名も無き世界のエンドロール」と「樹海村」でもヒロインだったりして、勢い半端ないです。