
なんとか年内に復刻版少年探偵シリーズ6冊を読了。
この「青銅の魔人」は、戦後最初の20面相モノで新登場のチンピラ別働隊が少年探偵団以上に活躍するストーリー。
この作品で二十面相の活動スタイルが確立された気もします。
少年探偵シリーズは、どれもツカミが素晴らしくヤマ場も3~4回あり飽きません。
絵変わりする展開もすごく視覚的に描かれ子供にもイメージを喚起させやすそう。
ホラー小説的だったり、冒険小説的だったりしながらちょいちょい変態性も見え隠れし大人になってから読むと新たな見方で作品に接することができます。
大人向け乱歩作品しか知らない人は是非読むべし!