大金塊少年探偵シリーズ第4弾は、これまでの3作とは違う試みが多いのが印象的。まず敵が怪人二十面相ではない。少年探偵団が登場しない。(小林少年と少年探偵団に所属しない少年が活躍する)だから少年探偵シリーズだったのか!そして、クライマックスの舞台が三重県の離島。推理モノの要素より冒険モノの要素が強いです。でも「Kー20」の公開に合わせて復刻されたのか謎の内容です。余談ですが巻末の解説でゴシックの起源について紹介されているのが勉強になりました。少年探偵シリーズが子供向けゴシック小説だったとは!