神戸市の動物たち (須磨海浜水族園・神戸どうぶつ王国) | れぽれろのブログ

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今回は動物特集。
以前に鳥羽水族館の動物たちの記事を書いたことがありましたが、今回は神戸の動物たちの記事です。
昨年から今年にかけて訪れた、2つの施設の動物たちの様子の写真と覚書です。



(1)須磨海浜水族園

まずは神戸市須磨区、須磨海浜公園にある水族館の生き物たちを取り上げます。
須磨海浜公園の最寄り駅はJR須磨海浜公園駅。「海浜公園今日も月光に薄闇♪」(by東京事変)と口ずさみながら海浜公園へ向かいます(これは東京の海浜公園なので違う場所なのですが 笑)。
訪問は昨年の12月です。


こちらが須磨海浜水族園。

南国風の木々と建物がお出迎え。


ようこそスマスイへ。

謎のゆるいイラストに誘われて中に入っていきます。


須磨海浜水族園では様々なお魚や水辺の生き物を鑑賞することができました。
まずは深海魚のコーナーから。



ニモのモデルと思しき魚。


 

ずいぶん装飾過多なお魚もいます。


 

基本魚は高速で泳ぐので、撮影は難しいです。
こちらは高速遊泳するサメ。

ブレてます 笑。


鰯の群れも高速で泳ぐ。

イワシのオールオーバー、何やら前衛絵画のようです。


タツノオトシゴ。



こちらに迫り来る謎の魚。


 

こちらは数年前にブームになったチンアナゴ。

砂からちょこんと頭を出す様子が可愛いですね。


砂から顔を出す小型のお魚のアップ。

こちらは可愛らしいですが…


ウツボのアップは恐ろしげ 笑。


 

新書界ではバッタと合わせてスゴイことで有名な生き物、ウニ。

ウニはこれだけでなぜか美味しそうに見えてくるのが不思議です。味覚の条件反射。


水辺の生き物に移ります。

木の上でお休みするカエル。

小型のアマガエルは可愛いですね。


カメのいる池。


 

可愛い小型のカメがいるかと思うと、大型のカメも。


 

ペンギンもいました。

フンボルトペンギンかな?


泳ぐペンギンの断面図。

水槽なので水中の様子もよく分かります。


さて、こちらはイルカショーです。
須磨海浜水族園では1989年からイルカショーが行われていますが、園内の工事に伴い今年の2月でショーは一旦中止、再開は2024年予定とのことです。
この日はラストショーという立て付けのプログラムになっていました。


ジャンプするイルカたち。



器用に球をつつきます。



プレゼントを運ぶ演出も。

遠目で見ると可愛げがありますが、この体勢はイルカ的にはしんどいのかも 笑。


最後は4頭揃ってお客さんに向かってご挨拶。


楽しくショーを鑑賞しました。

以前の2021年カレンダーの記事でも少し書きましたが、海浜水族園の前では反イルカショーの抗議デモが行われていました。動物愛護の観点からイルカの猟やショーは中止すべきとの内容。
自分の考えでは、まずイルカやクジラが賢い生き物であり、それ故に猟や飼育に留意が必要ということに対しては合理性があると考えます。なので動物愛護団体がイルカの飼育やショーのあり方の妥当性についてチェックするのは良いことです。
しかしこれはイルカやクジラに限った問題ではなく、ある種の感情の働きが優れているのは概ね哺乳動物一般の傾向であり、イルカやクジラを特別視するのではなく、他の哺乳動物も合わせてチェックすべきです。現在はおそらく牛や豚の畜産の実態が最も動物にとって過酷であり、優先順位的にはこちらの改善が急務です。

その一方で、イルカ・クジラ漁は日本の伝統文化であり、クジラ食が日本の食文化であるということを必要以上に強調する主張にも違和感を覚えます。クジラ漁は太平洋沿岸の一地域のローカルな伝統文化であり、これを即日本文化とするのはやや厳しい主張です。

また、クジラ食は戦後の人口爆発に伴うタンパク質などの栄養価の不足に伴って日本全般に一時的に普及した食文化であり、高度成長後に人口爆発がストップし、他の魚・肉などが十分に供給されるようになると衰退するのは当然の流れ。個人的にもクジラ料理は少し食べたことがありますが、クジラは調理が難しく味覚の点では他の魚・肉に比べると劣るというのが自分の所感。
故に、イルカ・クジラ漁、イルカ・クジラ食を保護したいなら、大々的に日本=クジラのような主張を持ち出すのではなく、地域の小規模な文化を保護する観点で主張すべきであり、そのためには諸外国から批判のある、海洋資源を棄損する日本の一般漁業政策のあり方(漁業補償を行わず早獲りを黙認する)を見直すことが、優先順位的には急務です。



(2)神戸どうぶつ王国

続いては神戸市中央区、ポートアイランドにある神戸どうぶつ王国です。
最寄り駅はポートライナーの京コンピュータ前駅、三宮からポートライナーに乗り換えて約15分で到着します。
訪問は今年の4月です。


入口はこじんまりとした古民家風。

これだけだと小さい建物のように見えますが、奥に大きな施設があります。

中にはたくさんの動物たちがいました。
まずは水辺の生き物、鳥たちの様子から。

たくさんの種類のカモがいました。

 

 

 

 

日本で見られるものから、海外でしか見られないと思われるカモまでたくさんの種類がいます。
色合いも様々で面白いです。水辺のかもパトだけでどんどん時間が経って行きます 笑。


こちらはトキ。

エジプトにいるトキのようです。
トト神のモデルであり、講談社学術文庫のシンボルマークにもなっています。


水辺に佇む鳥。

この鳥はずっと微動だにしませんでした。河原で佇んでいるおじいちゃんのようです 笑。
魚を狙っているのかも。


ペリカンもたくさんいました。



ペリカンのショーも行われていました。
合図に従って滑空していくペリカン。



芸の後にエサをねだるペリカンの様子が可愛い 笑。

ちなみに、反ペリカンショーデモなどは行われていないようです。鳥類は保護の対象外という主張なのかな?


首が異様な形で曲がるフラミンゴたち。

首の骨が心配になってきます 笑。


鳥たちは休む時にはクチバシを温める格好になるようです。

これはカモなどでもよく見られる休み方。


カラフルな鳥もいます。

赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた♪



青い鳥小鳥、なぜなぜ青い、青い実を食べた♪


続いては猫ちゃんたち。

集団でぬくぬくと眠っていました。


こちらはスナネコという品種。

可愛くて人気者でした。


こちらもネコ科の動物ですが、アフリカの大きい品種のようです。

サーバルという品種のようです。骨にかぶりつく様子は先ほどまでの猫とは大きく違う。


そしてこちらはネコ科の王者、トラ。

堂々の貫録です。


キツネザル。



集団でおもしろポーズをとる一瞬 笑。


 

サルもいろんな種類がいます。



ナマケモノ。

木にぶら下がってウロウロしています。
ナマケモノは意外と忙しく動いており、あまり怠けている様子はありません。むしろこの体勢は腕がしんどそうです。
「おれ、別に怠けてへんやないか!」という声が聞こえてきそうです 笑。


こちらはコビトカバ。

元々大阪の吹田市にあるニフレルという施設で生まれた子カバでしたが、大きくなって神戸にやってきたとのことです。ちなみに自分は2年前にニフレルでもこの同じコビトカバの子供時代の姿も見ています。この度めでたく再会。


オオカミはシュッとした凛々しい姿でした。



その真逆で、カピバラは終始のんびりしていました 笑。



のそのそと食事するカピバラとカメ。

仲良く草を食べています。
なんとなく動きの様子も似ている、のんびりコンビです 笑。


眠る動物たちシリーズ。

こちらはカワウソ。

のんびり眠ってます。


アライグマも熟睡。



バクもおねむです。

獏は人間の夢を食べると言われますが、バクも眠ると夢を見るのかな?


意外と眠っている動物は多かったです。ナマケモノ以上に怠け者な動物たちもたくさん 笑。
動物により活動時間・睡眠時間が異なるのかも。


アリクイのカップル。

ずっとイチャついていました。
人目もはばからずイチャつく姿が微笑ましい。



ということで、神戸にある2つの施設の動物たちの様子でした。
時々はこういう施設で動物を見て回るのもまた面白いものですね。