サマーミュージック特集 | れぽれろのブログ

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アメーバで読者登録させて頂いている方がラジオのMCを担当しておられ、その方のサマーミュージック特集の放送を聞いていると、何だか自分もサマーミュージックをチョイスしてみたくなってきました。
自分は高校・大学時代にはラジオの音楽番組をよく聞いており、最近でこそラジオは全然聞かなくなりましたが、たまに聞くとラジオもいいなと思う今日この頃。

ということで、15~20年くらい前の懐かしの邦楽特集、夏バージョンです。
以下ラジオのMC風に(?)コメントを書き起こし、YouTubeのリンクを張ってみます。


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毎日暑い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ夏真っ盛り、ということで今日はサマーミュージック特集、一世代前の懐かしい夏の音楽をお届けしたいと思います。
超有名曲からマニアックな曲まで、これぞ夏、という音楽をチョイスしてみましたので、最後までゆっくりとお楽しみください。


まず1曲目、ゆずの1998年のシングル曲から、「夏色」。



これは有名な曲で、たぶんご存じの方も多いのではないかと思います。
この曲の歌詞の1番では夏の夕方5時半の夕焼け、2番では夏の夜の海が登場しますが、とりわけ1番の歌詞、夕焼けをバックに自転車の2人乗りで坂を下っていくところが、「日常の中の奇跡」の一瞬のようで、印象に残りますね。
ちなみに、この曲は自分は昔からカラオケでよく歌う曲だったりします。
でも原曲のキーはすごく高いので、音程そのままで歌うのは難しいですね。


続いてはちょっとレトロな感じの夏の海の曲、小島麻由美の1996年のシングル曲から、「真夏の海」。



ちょっと昭和チックな雰囲気の楽曲ですが、1996年ですので平成の曲。
夏のお休みの日、仲良しの2人が海に向かう1日を描写した歌詞です。
夕方や海が登場するのはゆずの「夏色」と共通ですが、こちらの曲に登場するのは自転車ではなく、車で高速を飛ばす描写になっています。
ゆずの曲に登場するのはどことなく学生っぽい2人でしたが、小島麻由美さんの方は大人の2人といった感じですね。
小島麻由美さんは楽曲によってかなり歌唱方法を変える歌い手で、スキャットも多用される方。
この曲でもアウトロのスキャットが印象に残りますね。


レトロな夏の次は、ハッピーな夏。
夏の朝の幸せの瞬間を描いた歌詞が素敵な曲、テンション上げてお送りします。
THE HIGH-LOWSの1996年の曲から、「夏の朝にキャッチボールを」。



THE HIGH-LOWSは、ボーカルの甲本ヒロトさんとギターの真島昌利さんが曲を作られているのですが、自分はマーシーこと真島昌利さんの曲が好きで、この「夏の朝にキャッチボールを」もマーシーの楽曲です。
この曲は何といってもサビの歌詞、「幸せになるのには別に誰の許可もいらない」この一節が素敵ですよね。
マーシーの作る詞は、メランコリックな歌詞、ハッピーな歌詞、シンボリックな歌詞、ナンセンスな歌詞など、傾向は様々。
この曲はそんなマーシーの中では最もハッピーな部類に入ると思われる歌詞で、夏の朝の日常の中のある一瞬の幸福感が、「宇宙史上最高のとき」に匹敵するという、日常の中のえも言われぬ幸福、瞬間的に感じる生きている幸福を描写した、素敵な音楽だと思います。
アップテンポな楽曲も夏らしいですね。


次は再びレトロな和風テイストの夏。
GO!GO!7188の2001年のシングル曲から、「あぁ青春」。



GO!GO!7188は2000年のファーストアルバム「蛇足歩行」の頃は、比較的ネガティブな歌詞が印象的な、少し影のある感じのロックバンドでしたが、セカンドアルバム「魚磔」で、一気に大化けした印象のあるバンドです。
この「あぁ青春」はセカンドアルバムの先行シングルなのですが、最初にこの曲を聴いたとき、音楽がすごくパワーアップしたなと感じたことを覚えています。
恋が燃え上がる暑い夏、「情熱の夏」「猛毒の夏」、熱い青春の夏という歌詞も印象的ですが、マイナー調で始まり、サビでメジャーになったと思うとサビの最後でまたマイナーに戻る、この楽曲が楽しくて、歌っても気持ちいい曲です。
ボーカルのユウのこぶしの効かせ方も耳に残りますね。
サビの直後のレトロっぽいギターの動きにも要注目です。


さて、最後は夏の終わりの曲をお送りします。
ちょっとマニアックな選曲、ゆらゆら帝国の2003年のアルバム「ゆらゆら帝国のめまい」から、「通りすぎただけの夏」。
じっくりと情景を想像しつつ、聴いてみてください。



ここまでの4曲のアツい楽曲とは違って、ゆらゆらと静かな夏の音楽でした。
この曲は8月の終わりごろに聴くのがぴったりな曲ですので、少し時期的には早いですが、好きな曲なのでチョイスしてみました。
「あぁ青春」のような暑い夏の恋も、夏が終われば想い出に変わります。
出会った人も、別れた人も、夏が終われば想い出に変わる。
サビの3節目「通り過ぎただけの人」で盛り上がり、「いろんな夏が終わる」で急降下するメロディの作り方がまたクセになる楽曲でもあります。


以上、5曲をお届けしました。
皆様も夏バテに気を付けて、楽しい音楽を聴きながら、夏を乗り切ってくださいね。