収集癖

世の中にはいろいろなものを集めるのが好きな人がいます。

いわゆる収集癖のある人。

他の方の書いたブログなどを見ていると、
特定のものをたくさん集められている方もおられます。

収集品をあれこれ紹介している記事を見るのは面白いですね。

自分はというと、実は集めている物は何もない・・・。

自分も何かを集めてみようかな、などと思うこともありますが、続きません。

収集に対する熱意が持続しないという・・・。

のんびり屋さんなので、根気がないということも関係していると思います。

なんというか、どうも自分は「物」への執着が少ないです。

我が家には、本は比較的たくさんあります。

CDも結構多く持っています。

しかし、これらは別に収集しているという感じはありません。

好きなものを買っていくうちに、自然に増えてきたという感じです。

というか、そもそも我が家にはあまり物がないという・・・（笑）。

自分はどうも「物が欲しい」という感覚が少ない気がします。

好きな演奏家はいますが、演奏会に行ってもサインをもらったことはありません。

絵を見るのは好きですが、絵を所有したいとか部屋に飾りたいという気持ちは

なぜか全くないのです・・・。

収集に対する拘りがないのは子供のころからです。

漫画なんかも全巻そろえるようなことはまずなく、

いつも途中で飽きて買うのをやめてしまうという・・・。

自分が小学生のころはビックリマンシールの全盛期。

みんなこぞってお菓子を買い、オマケのシールを収集してました。

この頃、ビックリマン以外にもオマケ付きのお菓子がたくさん売られていましたし、

こういうオマケを大量に集めている友人もいました。

しかし、どういうわけか自分はこういうオマケは全然持ってませんでした。

お菓子といえば、自分はアメばっかり食べてた記憶があります。

（まあ、アメは今でもがっつり食べてますが・・・笑）

では何に執着があるのか。

あれこれ考えてみると、どうも「記憶」への執着が強いように思います。

体験したことはできるだけ覚えていたい。忘れたくない。

なので、無駄にたくさんのメモを残したりする傾向があります。

自分のHDDの中には、無駄な覚書を書きこんだテキストファイルが
山のようにあります（笑）。

そもそもこのブログにしても、記憶や経験や感じたことを
残しておきたいという意志から始めた部分もあります。

物を集めるのではなく、情報・記憶・思い出を収集していると
言ってもいいかもしれません。

とくに美術や音楽が好きなので、こういったものを系統的に

記憶しておきたいという意志は妙に強かったりします。
本やCDをたくさん持ってますが、本やCDの中身は「情報」。

情報は持っておきたい、という意志が強いのかもしません。

だがしかし・・・記憶への執着が強いくせに、意外と忘れっぽい面もあるという・・・。

忘れるからこそ、書き留めておきたいという意志が強くなるのかもしれません。

さらに言うと、興味のないことに関してはとことん無知。

一般に「常識」といわれていることでも、意外と知らないことがたくさんあったりも。

自分の収集癖は、「都合のよい情報だけ収集している」と・・・

そんな感じです。