輸入盤・国内盤 あれこれ | れぽれろのブログ

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自分は音楽が好きなので、割とたくさん音楽CDを持っています。
一時期は結構CDをガバッとたくさん買ってた時期もありました。

たくさんのCDを安く買うのに便利なのが、輸入盤CD。
国内盤よりかなり安いお値段で購入できますので、お得ですね。
洋楽ポップスやクラシックなど、基本は輸入盤を買うようにしています。

国内盤は高いですが、いくつかメリットもあります。
洋楽CDの国内盤など、「日本盤のみのボーナストラック」のような
オマケが録音されていることが多いですね。
しかもこのオマケが意外といい曲だったりします。

その他、国内盤には、だいたい歌詞の和訳が付いています。
しかし、最近はインターネットでも結構訳が参照できたりするので、
メリットは少し薄れてるかも。
あと、曲の解説が書いてあることも。
クラシック音楽など、だいたい国内盤は曲解説が付いてますが、
今やインターネットで普通に曲解説は読めますし、
これもそんなにメリットもないようにも思います。

オペラの場合、舞台映像が見たいのでDVDを買うことも多いですが、
この場合、日本語字幕が欲しいので、やはり国内盤がいいですね。
しかし、ストーリーを覚えてるオペラ(好きなオペラはだいたい覚えてる)は
字幕無しでもいいので、輸入盤を買うこともあります。
というか、見たい舞台映像が国内盤で売ってないことも多いので、
輸入盤に頼らざるを得ない場合もあります。

総じて、最近は国内盤を買うメリットは非常に少なくなっている気がします。


だがしかし・・・
意外と輸入盤にはデメリットがある。
だいたいにおいて輸入盤は、何というか、「ちゃんとしてない」ことが多いです。
輸入盤のちゃんとしてない点、自分の経験を含めて、以下に少し列挙してみます。

・開けにくい
輸入盤のCD、とにかく袋が開けにくい!
国内盤は、だいたい「あけ口」みたいのが付いてて、
そこを引っ張るとぴーっと袋が破れるようになっています。
しかし、輸入盤はこんな親切設計ではありません。
「あけ口」のようなものもないので、爪でガリガリ開けようとして
苦戦することになります(笑)。
基本、袋を開けるためにハサミやらカッターナイフやらを
持ちだす必要があります。ちょっと面倒ですね。
あと、CDケースの上の方に、面倒くさいシールが付いていて、
これを剥がさないとフタが開かないようになっていることが多いです。
(←お分かりでしょうか?)
このシールがまたやたらと剥がしにくく、しかもノリが綺麗に剥がれないので、
剥がした後ケースが汚くなるという・・・。
何というか、面倒くさい。

・ちゃんと再生できない
過去にヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集(レーベルはワーナー)を
格安で買いましたが、中に再生できないトラックがありました。
オーディオでもカーステでも再生できない・・・。
しかし、なぜかパソコンでは再生できます。
謎です。

・CDが入ってない
カラヤン&ウィーンフィルの「サロメ」のCD(レーベルはEMI)。
CD2枚組なのですが・・・CDが1枚しか入ってませんでした(笑)。
後半部分しか聴けないという悲劇・・・。
このCDはタワーレコードで買いました。
自分はCDを買ってから、半年とか平気で置いておくこともあります。
このCDも買ってから時間が経ってから開封しました。
当然レシートもなし、交換もできないので、泣き寝入り・・・(笑)。

・ブックレットが嘘
セラフィン&ローマ聖チェチーリア音楽院の「ラ・ボエーム」のCD
(レーベルはデッカ)、CDはちゃんと「ラ・ボエーム」の音楽が
収録されているのですが、
ブックレットの解説が「魔笛」でした(笑)。
ボエームのはずなのに、タミーノとかパパゲーノとか書いてます(笑)。
どうやったらこんな間違いが起こるんだろ・・・。
まあ、英語とドイツ語の解説なので、そもそもちゃんと読めませんが。


国内盤CDがが高いのは、再販制度のせいでもあります。
この再販制度というのがなんとなく胡散臭い。
どういう正当性があるのか、よく分りません。
書籍などは諸外国でも再販制度が適応されている国もあるようですが、
音楽の再販制度の適応は、どうも日本だけのようです。
国内盤CDというのは、どうも適正価格ではないような気がします。


音楽CD、輸入盤・国内盤あれこれでした。