今日は今、世間を騒がせているカーディナル・クライマックスについて。
私自身も7月は個人的なカーディナル・クライマックスがありましたが、今は一応、終息というのか休止状態です。
たしかにいろいろありましたね。
まずパソコンのネットが接続不能になりました。
先月中に起きた出来事で、一番困ったのはこれでしょうか。
指を怪我しましたし（もうとっくに完全治癒）。
まあ、これは私という個人のチャートの中で、出生図、進行、トランジットのコンビネーションで起こったカーディナル・クライマックスなのですね。
それが一応、休止状態になったとはいえ、私の出生チャートは今回のカーディナル・サインで起きるＴスクエアやグランドクロスの影響はかなり影響を受けるようになっています。
だから、正確には終わったとは言えないのですが。
もしかすると、カーディナル・クライマックスという言葉を初めて目にされるかたもいらっしゃると思うので、ちょっと説明しておくと、今天空では、
牡羊座・木星、天王星
天秤座・土星、火星
山羊座・冥王星
この三つのカーディナル・サインで、上記の星々が、
ビシッ
と、Ｔスクエアという複合ハードアスペクトを作っているのです。
それはもう見事なくらい。
⊿←こんな感じ。
今のホロスコープを見たら、誰だって「何かあるんじゃないか」と思うのが普通です。
そして、8月7日～8日。
月が最後のカーディナル・サイン、蟹座に入宮し、移動します。
とくに7日にはこれらの星すべてとハードアスペクトを形成し、チャート上にグランドクロスという究極の複合ハードアスペクトが
ビシッビシッビシッ
と、発生します。
⊠←さらにこんな感じ。
カーディナル・サインで選りすぐりの激しい星が大凶角を作るわけですから、この時期に上記の、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座には大きな変化が生じる可能性があります。
といっても、かならずしもその星座生まれの人とは限りません。
それらの星座の中でも比較的早い時期に生まれた人には、もろ影響が出るケースもあるでしょうが、その他の場合は、さほどでもないかも知れません。
またカーディナル・サイン以外の生まれ星座の人でも、私みたいにチャートの他の部分が今回のカーディナル・クロスに関係しそうな人のほうが、影響が強く出る場合もあります。
トランジットの冥王星が出生太陽に合になっただけで、場合によっては「死にそうな目に遭う」こともあるのですから、このクロスがかぶってくると、なかなかにきついものがあるかも知れません。
ちょうど7、8日というと、今月の地震予測の中で注意日として赤字でリストアップしているポイントなので、ここで大きな地震が起きれば、「カーディナル・クライマックスのせいだ！」と思う人もいるかも知れません。
まあ、冥王星も参加しているので、可能性としてはなくはないのですが、私がこの7～10日を重視しているのは、地震占星学の基礎理論に基づく別なアスペクトが、たまたまこの時期に重なってあるに過ぎません。
つまりカーディナル・クロスを根拠に地震予測をしたわけではないということです。
またこのカーディナル・クロスを、2008年のリーマン・ショック以降の世界不況のアスペクトのピークだと見るかたもいらっしゃいます。
見方として、これも正しいのかなとも思います。
でもね。
私は今回のカーディナル・クロスについて、まったく別な見方をしています。
根拠は去年、4月10日、12日に書いた二つの記事、
＜艱難の時は終わりに近づいた！＞
＜土天君のネイタル解読＞（土星・天王星の合に始まる世界チャートの解読）
によります。
興味のあるかたはご一読ください。
この土天の出生世界チャートの中で、トランジットの冥王星が土・天の合に対してさらに合になったとき、この世界的な破綻が生じた、というのが現状での私の解釈です。
そしてそのアスペクトはもう去っています。
これは2009年を持って終わり、もう二度と戻ってくることはない。
だからこれ以上の破壊は生じない。
安心して良いですよ。
というのが上記の記事でした。
この考えに今のところ修正を加える必要はないと感じています。
もちろん私見に過ぎません。
私以外にこのようなことを言っている人間はいないかも。
だから、じつは孤立無援なのですが（苦笑）。
あ、いえ、読者の皆さんがいますよね。理論上の話です。
このブログの読者の方々は、本当にいい人ばかりです（感謝）。
ベースとなる、アスペクトはすでにない。
だから、このカーディナル・クロスもそう恐れることはない、一時的な現象だと私は思っています。
このクロスで、「さあ、どうする？ もっとひどい世界的な破綻が起きるんじゃないか」とかパニックにならなくても良いと思います。
もちろんトランジットの星同士のアスペクトは、それなりに意味があるので、この時期に何かいわゆる良くないことも起きるかも知れません。
でも、ここ数年私たちを苦しめてきたもの以上のピークがここで起きる、ここから始まる、ということはないでしょう。
私はむしろこのクロスに別なサインを読み取っています。
創造の宮で起きるこのクロスは、きっと
「これから始まる新たな創造」
「ここからスタートする世界」
そのスイッチなのだと。
そのようなことを願いつつ（でも、本当にそうだと思っているzephyrです）。
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