フランス杯の歴史とEric Bompardさん (フランス杯2009観戦の手引きno. 8) | いつの日か…フランス移住2

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数年間の日仏別居生活を経てようやくフランスにやってきました。
今後も大好きなサッカーやフィギュアスケート、外貨両替情報にフランス生活情報を織りまぜながら、のんびりとつづっていきます。

2009年10月10日(土)

フランス杯の歴史とEric Bompardさん

(フランス杯2009観戦の手引きno. 8)



いよいよ来週はフランス杯です。

今日は、フランス杯とその正式名称にあるEric Bompardさんについての記事です。



これまでの過去記事は以下のリンク先からご覧ください。 

「フランス杯2009観戦の手引きno. 1」

「フランス杯2009観戦の手引きno. 2」(フランス杯チケットの購入方法no. 1)

「フランス杯2009観戦の手引きno. 3」(フランス杯チケットの購入方法no. 2)

「フランス杯2009観戦の手引きno. 4」(フランス杯チケットの購入方法no. 3)

「フランス杯2009観戦の手引きno. 5」(フランス杯チケットの購入方法no. 4)

「フランス杯2009観戦の手引きno. 6」(フランス杯チケットの購入方法no. 5)

「フランス杯2009観戦の手引きno. 7」




日本では「フランス杯」と簡単に呼ばれる、フランスで開催されるグランプリシリーズの大会の正式名称は、Trophée Eric Bompard(エリック・ボンパール杯)です。





この「エリック・ボンパール」っていったい誰(何)だろう?

と思われた方は少なくないかと思います。



日本ではNHK杯と呼ばれていますが、まさかテレビの放送局名ではないし、そんな名前のフィギュア・スケーターがかつていたのだろうかと、勝手に想像したりしていました。

気になったので、今回はこのエリック・ボンパールについて、少し調べてみました。




もうすでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実は、エリック・ボンパールはフランスのカシミアブランドの会社名であり、その創設者および社長さんの名前です。


つまり、この大会のスポンサーがエリック・ボンパールという会社なのです。


大会のホームページを初めて見たときに、ファッション関係のサイトではないかと不思議に思ったのですが、なぜかこのカシミア屋さんがフランス杯のスポンサーです。



フランス杯の歴史


フランス杯の歴史は1987年に始まる。

ただし、当時のスポンサーはガラス工芸品や宝飾を扱うLalique(ラリック)社であり、長い間Trophée Lalique(ラリック杯)と呼ばれていた。


1995年からISU(国際スケート連盟)のグランプリシリーズに参加し、1999年から2003年までの5年間は、エリック・ボンパール社とラリック社が共同で主要スポンサーをつとめていたが、2004年にエリック・ボンパールが唯一のスポンサーとなり、大会の名称も「エリック・ボンパール杯」に変更された。


フランス杯は基本的にパリで開催されるが、これまで三度だけパリ以外で開催されている。

最初は1991年のアルベールヴィル(アルベールヴィル・オリンピックのプレ大会)、そして1994年のリヨンと1995年のボルドーで、1991年の大会では日本の伊藤みどり選手が、見事に日本人初の優勝を成し遂げている。


2002年以降は、2004年をのぞき毎年、日本女子はメダルを獲得している。

 2002年=恩田さん・銀

 2003年=荒川さん・銀

 2005年=浅田さん・金&荒川さん・銅

 2006年=安藤さん・銀

 2007年=浅田さん・金

 2008年=浅田さん・銀

一方の男子は、2002年に本田選手が銅、2008年に小塚選手が銀メダルに輝いている。


(本文はフランス語のWikipedia を参考にブログ管理人が作成)




ざっとフランス杯の歴史を要約しましたが、真央ちゃんは、シニアデビュー以来、ほぼ毎年のようにフランス杯に参加していますね。今年で四回目です。

それなのに…エリック・ボンパール杯のホームページやチケット販売サイトの出場者名に真央ちゃんの名前がありません。ったく!(でもなぜか写真は使われている)




さて、ではでは気になる人がいるのかどうか分かりませんが、エリック・ボンパールさんは、いったいどんな人なのでしょうか?



Eric Bompard (エリック・ボンパール)とは?

(↑ホームページはリンク先からご覧ください)



フランスにカシミアを普及させたカシミアのパイオニア、エリック・ボンパール社は、エリック・ボンパール氏が1985年に創設したカシミアブランド。

2008年4月現在で、フランスには25店舗、外国(スイス、ベルギー、ドイツ、中国など)にも10店舗あり、2007年にはパリのシャンゼリゼ通りにもオープンした。

ネットで見たインタビューによると、最近はインターネットの普及で日本からの注文も多いらしい。



エリック・ボンパールのポスター
いつの日か…フランス移住-bompard-affiche


今年のエリック・ボンパールのモデル
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シャンゼリゼ通りのエリック・ボンパール店
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では待望の?エリック・ボンパールさん画像です!!



ブライアン・ジュベールと

(エリック・ボンパール杯ホームページの写真)

いつの日か…フランス移住-joubert-bompard


講演をするボンパールさん
いつの日か…フランス移住-E-bompard



衝撃のピンクのボンパールさん!!
いつの日か…フランス移住-bompard-en rose



おまけにエリック・ボンパールさんの動画もいくつか見つけました。

ただ、動画を埋め込む技術がないので、リンク先からご覧ください。


「エリック・ボンパール インタビュー」


「シャンゼリゼ通りのエリック・ボンパール店取材」


二つ目のリンク先のサイトには、三つの動画がありますが、上と下がエリック・ボンパールさんで、真ん中はデザイナーの二人です。

お店の中の様子も同時に映っているので、フランス語が分からなくてもぜひご覧ください。

私はボンパールさんのお腹が気になって仕方ありませんでした…



最後に、同時に調べたエリック・ボンパール杯の前身の「ラリック杯」のスポンサー「ラリック」社の作品があまりにも美しかったので、おまけで紹介します。

そうとう有名そうなので、知らなかった私がただの無知なのかも知れません。



Lalique (ラリック)社(←リンク先はラリック社のホームページ)

ラリック社の創設者であるガラス工芸家、宝飾デザイナーのルネ・ラリック/ René Lalique(1860-1945)は、アール・ヌーヴォーとアール・デコの両時代に活躍したフランス人作家。

日本でも箱根ラリック美術館など、ルネ・ラリックの作品を所蔵する美術館がいくつもある。



ルネ・ラリックさん
いつの日か…フランス移住-rene-lalique



以下が多分ルネ・ラリックの作品とラリック社の製品 
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追記:

このシリーズの続編記事は以下からご覧ください。

「懐かしの2009年度エリック・ボンパール杯写真no. 1(男子編)」

「懐かしの2009年度エリック・ボンパール杯写真no. 2(女子編)」