2008年11月24日(月)NO. 2
日本女子なでしこ、ドイツに歴史的な初勝利!【観戦レポ】
(サッカーU-20女子W杯2008, no. 3)
朝から大絶叫
「フランス移住」ブログは放棄して、「(女子)サッカーブログ」に変貌しています。
思い切って契約したスカパーの初回加入料2940円、安いものです!
もう、サッカー記事は書かないつもりでしたが…あまりの興奮で、書かずにはいられません。
ちなみに関連過去記事は以下からご覧ください。
「サッカーU-20女子W杯2008, no. 1 / 快勝のカナダ戦をFIFA記事から紹介」
「サッカーU-20女子W杯2008, no. 2 / 日本の真珠「だった」原菜摘子選手」
おまけに
「サッカーU-17女子W杯2008, no. 1 / 岩渕真奈さん大会MVP獲得!!」
今日のフジテレビは、実況が小野浩慈さんで、解説に野田朱美さん。
落ち着いた雰囲気の組み合わせ。
日曜の午後6時とはいえ、今日もガラガラの南米チリのサンチアゴのスタジアム。
今日の相手は、ヨーロッパチャンピオンのドイツ。
日本女子なでしこフル代表は、一度も勝ったことのない相手。
2007中国W杯の予選リーグで対戦したときも、とても勝てそうになかった強豪チーム。
試合開始前には、ちょっとスキンヘッド風(あるいは単なるはげ?)のドイツ人サポたちが画面に映し出され、試合中もときおりDeutschland!コールが…う・る・さ・い…
初戦は日本(カナダに2対0)、ドイツ(コンゴに5対0)ともに白星スタートの両チーム。
前半の立ち上がりの15分は完全にドイツのペース。
明らかにカナダより手ごわい。
日本のやりたい崩しの攻撃をドイツに展開され、必死で耐えしのぐ時間帯。
しかし、15分以降から徐々に日本のペースに。
きれいなショートパスがつながり始め、日本のかたちができ、シュートも打ち、ポストに当たる惜しい場面も何度か訪れる。
少しイライラがつのるドイツ選手。
そして、前半の41分、原さんのパスに、きれいに抜け出した小山選手が落ち着いてシュート。日本の先制
このまま日本ペースのまま、1対0で前半終了。
前半
シュート数:日本=6×ドイツ=2
ボール支配率:日本=52%×ドイツ=48%
後半のはじめに一気に二人の選手を入れかえたドイツ。
そして16分に、一瞬のすきをつかれ、左サイドからの低いクロスにヘディングを決められ、ドイツが追いつく。
気温27度の暑い気候で、両チームの疲れも見えてくる。
何度もパスカットされたり、しかえしたり、両者互角の戦いか…
ドイツに攻め込まれる苦しい場面も増えてくる。
後半34分にドイツは、三人目の選手交代をするが、まったく動かない佐々木監督。
疲れているよお、誰かかえてあげて!と思わず突っ込む…
(後でデータを見たら、失点の直後に一人目の選手交代をしていました。勘違い。映像に映らなかったので気づきませんでした…)
しかし37分、ペナルティエリアの左斜め前あたりの小山さんからの、右に少し大きく展開するパスに飛び出した永里さんが強烈なシュート
キーパーの頭上を越えて、ゴールネットの左上に突きささる。
日本、ふたたびリード!
40分に二人目の選手交代した日本は、このまま最後まで守りきり、
2対1でドイツに歴史的な初勝利
思ったよりは集まっている、ゴール裏の青ユニの日本のサポーターたちも大喜び
私は興奮のあまり、大絶叫で、愛猫にかみつかれました。サッカーを観ているといつも途中で出ていく、サッカー嫌い?のわが愛猫さま。
試合開始前は、引き分けでも、惜敗でも、せめて大敗しなければ…と思っていたのですが、素晴らしい勝利です
見ごたえのある力の入る試合展開でした。
さすがに強かったドイツの攻撃を耐えるときはしっかり耐えて、日本のかたちも何度も作り、決めるときに得点を決め、追いつかれても集中を切らさず、再度突き放し、理想的な勝利
全員が攻守に走り回って、見事に戦い切りました!!
おめでとう
ありがとう
ちなみに、FIFAのホームページ(仏語記事)では、「ドイツ戦での日本の戦いを楽しみにしていたサッカーファンにとって、結果は期待に相当し、「壮大」であった」としています。
最終的な数字は、
シュート数:日本=15×ドイツ=11
ボール支配率:日本=48%×ドイツ=52%
日本×ドイツ戦のあと、コンゴがカナダに4対0で負けたので、日本の決勝トーナメント進出が決定
この世代も、U-17女子に続いて、世界をもっと驚かせて欲しいです
おまけで、今後は以下の記事を近日アップの予定です!
「サッカーU-17女子W杯2008, no. 2 / FIFA記事に観る大会総括」
「サッカーU-17女子W杯2008, no. 3 / 岩渕真奈さん不在のMVP受賞式再見画像」