FIFA記事に観る大会総括!(サッカーU-17女子W杯2008,no. 2)受賞続き岩渕真奈さん | いつの日か…フランス移住2

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数年間の日仏別居生活を経てようやくフランスにやってきました。
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2008年11月25日(火)

FIFA記事に観る大会総括!(サッカーU-17女子W杯2008, no. 2)

および受賞続きの岩渕真奈さん

MVPについでAFC最優秀ユースプレーヤーも獲得!!



またまた女子サッカー記事です。


興味のある方は、過去関連記事を以下からご覧ください。

「サッカーU-17女子W杯2008, no. 1 / 岩渕真奈さんMVP獲得!!」

「サッカーU-20女子W杯2008, no. 1 / 快勝のカナダ戦をFIFA記事から紹介」

「サッカーU-20女子W杯2008, no. 2 / 日本の真珠「だった」原菜摘子選手」

「サッカーU-20女子W杯2008, no. 3 / 日本女子なでしこ、ドイツに歴史的な初勝利」



先週、南米のチリチリ国旗で始まったU-20女子サッカーサッカーW杯の初戦は、閑散としたスタジアムで日本日本代表がカナダカナダに快勝ビックリマーク


数は少ないとはいえ、世界中のどこにでも馳せ参じる日本日本サポーターの声が、時折静かな会場に響き渡っていました。


一方、ニュージーランドニュージーランドで開催された第一回U-17女子ワールドカップは、大盛況でその幕を閉じました。

テレビで見ていても、会場の盛り上がりが嬉しくなる音譜大会でした。


FIFAの公式ホームページによると、17歳以下の女子W杯の初開催は、時期尚早だとの批判が多く上がる中、ひとつの「賭け」としての船出で、結果的に試合の内容に関しても観客動員の上でも、あらゆる点において予想を上回る成功だったと、総括しています。


とりわけ、優勝した北朝鮮北朝鮮、ベスト8から異例の個人賞MVPを獲得した日本日本の岩渕真奈選手の活躍など、「アジアの輝き」キラキラも評価されています。


当初、10万人の観客動員総数を目指していたのが、結果的に2倍以上の212,504人!(細かすぎる数字ですね…)


決勝戦も、16,162名の観客。地元ニュージーランドニュージーランドチームが(決勝戦には)参加していないのに、これだけ大会を盛り上げてくれたのはありがたいですね。


次回は、ドイツドイツ国旗でW杯初出場を果たしたトリニダード・トバゴで開催されます。



さて、この大会で見事にFIFA主催のサッカーサッカー国際大会で日本人初のMVPに輝いた「岩渕真奈」選手の受賞記事を、仏語フランス版から採録いたします。

サッカー記事は独特の用語も多いので、誤訳はお許しください。



大会の個人賞、最優秀選手(best player)賞は、金賞(golden ball / ballon d'or)、銀賞(silver ball / ballon d'argent)、銅賞(bronze ball / ballon de bronze)の上位3名が「記者投票」で選出されましたが、岩渕さんを含む全員が「背番号10番」でした。




「背番号10の帰還」 (仏語フランス



「このFIFA主催第1回U-17女子W杯は、すべてのサッカー愛好家に数多くのいい想い出を残すだろう。観客でいっぱいのスタジアム、華々しいゴールと全体的に素晴らしいレベルのプレイは、期待をはるかにこえるものであった。同様に、この大会は、背番号10番たちの帰還を前面に際立たせた大会として残るであろう。この事実を確信するには、日本の岩渕真奈とドイツのDzsenifer Marozsanが優位を占める、個人賞のリストを見れば十分である。


金・銀・銅受賞者

金賞(golden ball / ballon d'or):岩渕真奈(日本)

銀賞(silver ball / ballon d'argent):Dzsenifer Marozsan(ドイツ)

銅賞(bronze ball / ballon de bronze):Kristie Mewis(アメリカ)



ニュージーランドの観客と日本の司令塔との美しい愛の物語は、つかの間しか続かなかった。しかし、わずか三試合で、岩渕真奈はその計り知れない才能を証明した。弱冠15歳の若きMFは、多くのより百戦錬磨の選手がうらやむしかないほどの、試合の読みと生まれもった才能をすでに持っている。

ジェラール・セルジャン(フランス監督)は、アメリカ戦での日本の勝利(3対2)を目撃した後、岩渕選手を「未来の女子サッカーのスター」として称賛したが、彼は間違っていなかった。若き女性チャンピオンは、数日後、フランス監督の印象を証明する責任を負うことになり、フランスに対する日本チームのはっきりとした成功(7対1)に貢献した。若き「なでしこ」のリーグ戦の第三戦の最終戦で休息をとった岩渕選手は、残念ながら、準々決勝のイングランド戦で、PK戦による敗北の後、トーナメントに別れを告げなければならなかった。


そのあと、岩渕選手の不在が残酷なほど痛感させられたのだが、ニュージーランドの記者たちは、岩渕選手の才能に対して最後の賛辞をおくりたいと望み、彼女にMVPを贈ったのだ。日本の司令塔を絶賛するという選択は、シルヴィー・ベリヴォーから、特に好意的な反応を受けた。FIFAの技術研究グループの責任者(ベリヴォー)は、「岩渕選手はたぐいまれな選手だ」と強調する。「彼女のボールでのアピール、試合展開の読み、移動の動きや先を予測する感覚は、その年代の他の女子よりはるかに抜きんでている」



(参考までに「英語記事」 は←こちらから。内容は仏語フランス記事と多少異なります)


この岩渕選手の活躍にAFCアジアサッカー連盟もさっそく反応し、AFC年間最優秀女子ユースプレーヤー賞に選出しました!!



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(画像は日本サッカー協会とAFCのホームページから転載しました)




次回は、MVP受賞の瞬間をテレビテレビ静止画像で振り返ります音譜(明日アップ予定)


「サッカーU-17女子W杯2008, no. 3 / 岩渕真奈さん不在のMVP受賞式再見画像!!」



追記


2009年度には、岩渕真奈選手の画像を集めた画像集の記事をアップしてありますので、ご興味のある方は以下のリンク先からご覧ください。


「2009年度FIFA年間最優秀選手候補に選ばれた岩渕真奈さん画像集」

(2009年11月14日)