失行症のクロスモダルトランスファー障害説
失行を「運動が可能であるにもかかわらず、合目的な運動が不可能な状態」
合目的運動:経験、範例、教育によって学習した運動
※クロスモダルトランスファー:
ある感覚モダリティー(視覚、聴覚、体性感覚)で得た情報を他の感覚に転換すること
観念運動失行
-責任病巣は頭頂葉(頭頂間溝周辺の上頭頂小葉、下頭頂小葉)
物品を使用しない単純な運動やひとつの物品を対象とする運動が言語命令、模倣、物品使用いずれも障害されるが、自然的状況下では障害は認められず、自動運動がある意図的な運動が出来ない状態
観念失行
-責任病巣はarea39野、40野を含む左頭頂葉領域
物品使用の場合の手の形の選択やパントマイムの課題で障害させる
手の模倣動作:左下頭頂小葉
指の模倣動作:右頭頂間溝
馴染みのある動作:角回、中前頭回、縁上回、下頭頂小葉
馴染みのない動作:頭頂間溝を含む下頭頂小葉
が関与している
頭頂葉
1)到達運動のための視覚情報と体性感覚情報のクロスモダルトランスファー
2)到達運動のための体性感覚情報のイントラモダルトランスファー
3)姿勢に関与する体性感覚情報のイントラモダルトランスファー
4)把握動作のための視覚情報のイントラモダルトランスファー
5)行動の内的表象化
6)上肢と頭部の動きに関与する身体近傍空間(peripersonal space)のコード化
7)眼球運動のための視覚情報のイントラモダルトランスファー
異種感覚によるクロスモダルトランスファー、同種感覚によるイントラモダルトランスファーによる身体イメージ、運動イメージの生成が失行症の治療には不可欠
失行症の内部表象および内部モデル障害説
観念運動失行発言のメカニズムにはいくつかの仮説がある
・表象障害説
・運動プログラム障害説
・運動能力の障害説
・運動記憶の障害説
※行為のモデルは行為の計画段階と実行段階に区別させる
半側空間無視の内部表象障害説
物を見ている時ばかりか、イメージする時も右側しか認識できない
背を向ければ左側の店が列挙できる点は左側の概念がないわけではない
- 参考図書 -
リハビリテーションのための認知神経科学入門 森岡 周 著
失行を「運動が可能であるにもかかわらず、合目的な運動が不可能な状態」
合目的運動:経験、範例、教育によって学習した運動
※クロスモダルトランスファー:
ある感覚モダリティー(視覚、聴覚、体性感覚)で得た情報を他の感覚に転換すること
観念運動失行
-責任病巣は頭頂葉(頭頂間溝周辺の上頭頂小葉、下頭頂小葉)
物品を使用しない単純な運動やひとつの物品を対象とする運動が言語命令、模倣、物品使用いずれも障害されるが、自然的状況下では障害は認められず、自動運動がある意図的な運動が出来ない状態
観念失行
-責任病巣はarea39野、40野を含む左頭頂葉領域
物品使用の場合の手の形の選択やパントマイムの課題で障害させる
手の模倣動作:左下頭頂小葉
指の模倣動作:右頭頂間溝
馴染みのある動作:角回、中前頭回、縁上回、下頭頂小葉
馴染みのない動作:頭頂間溝を含む下頭頂小葉
が関与している
頭頂葉
1)到達運動のための視覚情報と体性感覚情報のクロスモダルトランスファー
2)到達運動のための体性感覚情報のイントラモダルトランスファー
3)姿勢に関与する体性感覚情報のイントラモダルトランスファー
4)把握動作のための視覚情報のイントラモダルトランスファー
5)行動の内的表象化
6)上肢と頭部の動きに関与する身体近傍空間(peripersonal space)のコード化
7)眼球運動のための視覚情報のイントラモダルトランスファー
異種感覚によるクロスモダルトランスファー、同種感覚によるイントラモダルトランスファーによる身体イメージ、運動イメージの生成が失行症の治療には不可欠
失行症の内部表象および内部モデル障害説
観念運動失行発言のメカニズムにはいくつかの仮説がある
・表象障害説
・運動プログラム障害説
・運動能力の障害説
・運動記憶の障害説
※行為のモデルは行為の計画段階と実行段階に区別させる
半側空間無視の内部表象障害説
物を見ている時ばかりか、イメージする時も右側しか認識できない
背を向ければ左側の店が列挙できる点は左側の概念がないわけではない
- 参考図書 -
リハビリテーションのための認知神経科学入門 森岡 周 著