★第158回天皇賞(秋)
◎ ④レイデオロ
○ ⑤スワーヴリチャード
▲ ③ヴィブロス
注 ⑨サングレーザー
△ ⑥マカヒキ
△ ⑩キセキ
何が逃げるんでしょうね。最内枠のステファノスか、あっと驚く横山典騎手ブラックムーンか、それとも…いずれにせよ、ハイペースは考えにくいですよね。瞬発力に長けているのはもちろん、ある程度のポジションを取れる馬、取れるジョッキーを上位にとってみました。
◎レイデオロの前走・オールカマーは後方で折り合い重視。勝負所から上がっていき、内から②着馬アルアインを差し切り勝ち。しかも、着差以上に余力があるように感じる勝利でした。振り返ってみると、昨年のジャパンカップでは、スタート後と1角で寄られる不利がありながらも②着。斤量差があったとはいえ、③着だったあのキタサンブラックに先着していますし、④着マカヒキには0.7秒差もつけていました。京都記念の時は鞍上との息が全く合わず参考外として、前走の競馬を見ても、ルメール騎手なら折り合いに不安はなさそうですし、遅ければダービーの時のようにポジションを上げていくことも可能。長くいい脚を使えるタイプで、中山より府中のような直線の長いコースの方がベスト。あとは状態ですね。ご存じの通り1週前の追い切りでアクシデントがありましたが、先週金曜、日曜と坂路でしっかり負荷をかけ、今週の最終追い切りでは、ドラゴンストームを追いかけて力強いフットワークで先着。さらに、26日金曜も軽めとはいえ坂路で時計を出しています。数々の名馬を輩出してきた藤沢厩舎。仕上がりも問題ないとみて、中心視したいと思います。
○スワーヴリチャードは左回りが合っているのは確か。この中間もスワーヴリチャードらしく長めから時計を出す追い切りも消化し、動きも良く見えました。金鯱賞の時のように、鞍上の判断ひとつでスローならある程度前で競馬もできますし、大阪杯のように動いていくことも可能。本命も考えましたが、対レイデオロとは2戦2敗のぶん対抗の評価。
▲ヴィブロスはドバイターフで①②着があるように左回りでのパフォーマンスは非常に高い馬。メイダン競馬場はほぼ平坦ではありますが、直線が約450㍍と長く、そういう意味では、左回りで直線の長いコース形態はベストと言ってもいいと思います。振り返ってみると、昨年の府中牝馬Sでは、少し追い出しを待たされる場面がありながらも②着に好走していますし。穴候補はこれかなと思っています。
注サングレーザーと△マカヒキは札幌記念の勝ち時計が遅いぶん評価は微妙。注サングレーザーは瞬発力に長けていますし、△マカヒキは調教の動きからも復調気配を感じますが、今回は押えの評価にしてみました。