便利さに呆ける | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



タイ料理


友人と話してて

食べたくなった、タイ料理。

私の中で

アジアの血が騒ぐ。


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「私、バカになってる気がするわ。」


先日会った友人が、そう呟いた。


何のことかと思ったら、

「全部、このせいよ。」と

手持ちの携帯を振る。


「昔はさ、友達の電話番号だの、銀行カードの暗証番号だの、結構記憶してたのに、今はひとつも覚えられないわ。」


確かにそうだと思った。

今はこの手持ちの携帯すら、

顔認証や指紋認証。

すべての数値は、ほぼほぼ

この携帯に収められているし、

覚えなくても、困ることはない。


携帯のアプリから、

銀行口座のお金をカードに課金出来て、

それで事足りてしまう。

昨年、更新した銀行のカードは

今のところ

一度も陽の目を浴びず、

使えと言われたら、

暗証番号を探し出さないといけない。

どこに閉まったんだろう…と

その記憶すら怪しい。


バカになった気がするのは、

きっと歳をとったせいだと思ってたけど、

友人だけでなく

「私もバカになってるわ。」と

便利さに呆けてしまっている自分を

思うのだった。



⬇︎今日もありがとう!



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最後までお付き合い、どうもありがとうございます。