今年は、やけに涼しいと思ってたのに、
いきなり、暑い。
メルカートの地上階は、
未だに、冷房も設置せず、
ただただ、暑いままである。
暑さを凌ぐため、入ってきたであろう人々は、
入り口に入って、少したって、
やっぱり暑い!と悟る。
そのタイミングで、
ちょうど、私のいる店がある。
そんな顔を見てしまうと、
なんだかしのびなく、
「チーズを味見しますか?」
なんて、
とても聞けない。
接客も、なるべくサラッと。
それなのに、
バルサミコ酢の前に立ち尽くすカップルは、
それ以上に、熱い。
三方が解放されている、うちの店の一角は、
特にカップルに好かれる。
何がある訳でも、ないと思うが、
なぜか、
いきなり、
2人の世界に入り込む。
「え~、あ、ぶぉん じょるの~~」
挨拶はしておくが、
ま、耳には入らないだろう。
ここには、何かあるのかしら?
そう思って、覗き込むが、
ただただ、
バルサミコ酢が並んでいるだけである。
それにしても...
暑い!
明日は、きっと、
海日和だ。