イタリアで、意外に多い?こんな人... | 私のイタリア時間

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イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。

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私は多い



今では、持っているのが普通な携帯電話。

手に持たずとも、マイク付きのイヤホンをしながら歩いている人も、割に多い。

イタリア人は、ジェスチャーが多いから、

手に携帯を持たず、大きな身振り手振りで話す人間を見ると、

気が狂った人なのか?と思うことも、稀にある。

耳に繋がった、イヤホンのコードを見て、

あ~、電話してんのか...

そう思うくらいである。


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メルカートには、

たまに、

本当に大きなひとりごとを話す人間が居たりする。

その様相から、

それが、普通の人でないことくらいは分かるから、

あえて、遠巻きに様子を見たりすることもある。


今日も、そんな人がメルカートに居た。

随分と声を荒げ、


見えないものに話している...


私には、そんな風に見えた。


一瞬、ビックリしたのは、

私だけではない。


たまたま、業者の人と話をしている時だった。

誰に話すでもなく、私は、ポツリと言う。

「彼の世界では、見えている何かがあんのね...」

それを聞いた、業者の人が、

「君は、saggio(サッジョ=賢者)だね。」

そう言った。


そんな訳ではないけれど、

いろんな人の中には、

それぞれの世界があって、

自分には見えないけど、

他の人が見えるものや、

また、その逆もあんのかもしれない...

そんな風に思うのだ。


それはまるで、

赤ちゃんが、空に向かって、笑いかける時のように。


私たちが、

この人は、狂ってる...

そう思ったって、

本人にとっては、普通の世界なのかもしれない。


私も、案外、独り言が多いから、

ついこの間も、

「あの人もピッティなのかしら...」

と言った先に、

超カラフルな色合いの服を着こなしたジプシーがいて、

それは、

全く、大きな独り言だったのだけど、

スタッフに大笑いされたりした。


人のことは言えないけど、

イタリアにも、案外多い、

大きな独り言。


歩く道すがらで、

そんな人に会わない日は、ないのである。






⬇︎ ついつい、大きなひとりごと...

  


最後までお付き合い、どうもありがとうございます。
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