毎年、1月と6月のこの時期は、
フィレンツェで、
Pitti Uomo(ピッティ ウオーモ)を皮切りに、
ファッション関係の展示会が開催される。
いつもと違う様相に、
なんだか、
華やいだ印象さえ受けるフィレンツェ。
自分のことを棚にあげると、
実は、フィレンツェ人って、
そんなにパッとしない。
まず、スーツを着ている人が少ない。
どの人も、
年齢によって、違いはあるものの、
同じような型の同じような色を身につけている。
例えば、
ポロシャツにジーパンといった感じ。
言葉で言えば、
ダラッ ボテッ
みたいな。
それが、この時期だけは、
ピリッ パリッ
に変わる。
ほとんどシワも寄っていないような、
パリッとしたシャツに、
色鮮やかなパンツは、
やっぱり、普段と違う感、満載だ。
毎日、こんな恰好出来ないよ~
って思うだろうけど、
見ている分には、
なかなか楽しいもんである。
年に、たった2回、
色づくフィレンツェを見るのも、
案外、別の意味で、おもしろい。
透き通るような深いブルー
今年は、そんな色に感じた、ピッティ ウオーモ。
今度の開催は、1月である。