銀座にある、俺のスパニッシュへ。
一番気に入ったのはプッチンプリンそっくりのフォアグラ (フォアグラのキューバ・リブレ)!




ミシュランの名店、サンパウ東京店のヘッドシェフを4年、ドバイ国王にもホテルレストランで料理を提供した渡邉 康雄(ワタナベ ヤスオ)氏。
エル・ブジのフェラン・アドリア氏がアドバイザーを務めるラ・テラサのモダンタパスを担当したのち小笠原伯爵邸にて活躍した小野 栄一(オノ エイイチ)氏 が立ち上げに関わっていると聞けば、やっぱり行ってみたくなるものです。

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スペインのスパークリング(テンプストレス カヴァ ブリュット レゼルヴァ、2480円)にします。

俺シリーズのボトルワインは持ち込み扱い。
メニューに書いてあるのが原価でプラス持ち込み料999円というシステムでしたので、3,479円。
飲み残したワインを持って帰っているお客さんが実際にいました。





今月の「俺のシャンパン」はG.H.マム コルドンルージュ。

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ドリンクオーダーのあとにお料理を注文します。

モッツァレラバルーン『4時だけだよ!』はすでに完売。
残念ながら週末なので1個380円の海の宝石箱も売り切れでした。
魚金グループの殻付きウニのジュレがけと食べ比べてみたかったので、ちょっと残念。
限定料理、俺シリーズ名物のロッシーニのスパニッシュバージョン(黒毛和牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ スパニッシュスタイル)は予約客優先のオーダー、あとで欲しくなっても頼めませんがいいのですか?と、何度も聞かれました。

マグロの燻製、スペインのアーモンド(マルコナ種)がお通し(300円)です。




メインにと頼んだ子羊の鉄板焼きが一番最初に来ました。
店員さんは「あとから来るので今頼んで大丈夫です」と言っただけに残念でした。
売り切れたら頼めないので、お願いするほかないわけですが。

羊肉のプランチャ焼き


▶ 仔羊のいろいろな部位のプランチャ焼き 1,280円

羊肉のいろいろプランチャ焼き


注文はハンディターミナル経由です。
ある程度の注文が揃ってから一気に作る方式なので、メニューはカテゴリー別になっていますが、めぐり合わせが良ければお料理の順番がコース仕立てで来るかもという感じ。

料理の提供方法は大衆名物酒場に近いシステムですね。




フリットの上に大ぶりのラムチョップ。

ラムチョップ


スライスされたフレッシュなハツ。




ジューシーなももも、アツアツでしずります!




▶ フォアグラのキューバリブレ 1,280円

テンションを一気に上昇させてくれた一品。
プッチンプリンに見えますがフォアグラなのです。

フォアグラのキューバリブレ


あしらわえていたのは、タピオカのような粒、口にふくむとパチパチするわた菓子を思い出すような駄菓子やラムネ、ピンクペッパーなど。




容器の底のつまみをプチっと自分で折って、中身をお皿に開けるのがとても楽しいです。




空のプリン容器も市販されていますが、スタッフが市販品の中身をとりだして詰めている姿を思わず想像してしまいました。




甘くはっきりしたカラメルソースに、卵黄感が強いクリームブリュレ濃厚版といった味わいです。
舌先で濃ゆく、まろやかに、ふわっととろけるフランのような軽い口どけ。

スペインの創作系タパスの楽しさが、みんなが知っているお菓子を題材にすることで日本に土着した感じ。
かなり気に入りました。




▶ 限定料理 オマールエビとトリュフのアロースカルドッソ1,280円

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オマールエビがまるごと入ったおじやです。
トリュフのスライスも気前よく入っています。




ぷっくりと膨らんだお米はエキスたっぷりの磯の香り。
やや塩気があり、シェリーととても合いそうです。




雰囲気のよい深い鉄鍋。
取っ手を触っても熱くなかったです。




身は香ばしくグリルされていて、オマールエビの殻を持ち帰って、スープやソースにしたい衝動に駆られました。

オマールエビ


▶ 俺のシェリートニック 630円
香りがよくシャルトリューズのような雰囲気でした。
薬草系のリキュールもよく飲むので、とてもいいカクテルでした。




最後に来たのが温かいタパス、温菜メニューです。

▶ 秋の味覚入れちゃいました 480円

秋の味覚


桜チップでくん製した、しっとりした干し芋のような紫芋に銀杏と甘栗(むいちゃいました!?)が入っています。




ハサミで開封すると、煙がふわっと空中に浮かび、燻製香がたって楽しめます。
紙袋での演出は、ヨーロッパの街角で食べる焼き栗や日本の焼き芋へのオマージュ?

秋の味覚入れちゃいました!!


銀杏好きとしては、20個は入っていたであろう銀杏の量に大満足です。




紙袋のまわりにあしらわれた飾りは食べられません。
アボカドの種など、下ごしらえで出た素材をうまく使っていて好感が持てました。

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ラストまで食べてみると、「秋の味覚入れちゃいました!!」がかなりボリューミーだったので、前菜から順序良く食べていたら最後まで楽しめなかったかもしれない、と、お店に感謝するくらいです。

店内一番奥側のテーブルでしたが、ギターの演奏もちゃんと聞こえました。
帰りがけにもう1ステージ始まり、合計2ステージ楽しむことができました。
生演奏があるときのほうが雰囲気がよいです。

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入り口での呼び込みのようなムードのない説明や、街頭のメガネ屋さんや家電量販店のパフォーマンスを思わせるマイクを使ったアナウンスも、店内の統制をとるには仕方のないことなのかもしれないです。

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同じ値段を払ってどう過ごしたいかという考えたときに、また来たいと思えるお店です。
お料理を持ってきてくれる女の子もかわいくてとても愛想がいいですし、狭いテーブルにお皿がのりきらなくなれば、器用に小皿に残りをとりわけてくれます。
スパークリングワインには途中で保冷剤を巻いてくれるという気配りまでありました。

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見どころを絞って気軽に味わえる、歌舞伎でいう一幕見席的な存在として今後も楽しく利用したいです!

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予約なし・ありでも時間まで並んで待つのがお約束。
すぐ近くに俺のJAZZ、建物の2階は俺のフレンチTable Takuと、系列店がコリドー街界隈に集中してきたので、来店時に混乱する人がとても多そうです。

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ソムリエであり店長の安井さんは押し寄せる観光客をさばくガイドといった雰囲気です。
ロゴ入りの情熱的な赤いTシャツと入り口の正装との写真にややギャップが。

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レジ側の壁から天井にかけて赤いモザイクタイルが貼られ、洞窟風に丸くなっています。

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お店の両端はテーブル席となっていて、中央およびキッチン前のショーケース前が当日のスタンディングエリア。

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座って店内を見わたすと、客同士の感覚もそこそこあるような印象です。

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壁一面にコートを掛けるフックがあり、椅子の下に荷物を置けるようになっているので、かさばる冬でも大丈夫そうです。

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【俺シリーズ訪問記】

俺のフレンチ・イタリアン AKASAKA 赤坂
◯ 俺のフレンチ KAGURAZAKA 神楽坂
俺のフレンチ NIGYOCHO 人形町
◯ 俺のイタリアン KAMIYACHO 神谷町
俺のイタリアン KAMIYACHO 神谷町 再訪
◯ 俺のスパニッシュ 銀座
◯ 俺のだし 銀座
◯ 俺のやきとり 蒲田
◯ 俺の揚子江 銀座

【お店情報】 俺のスパニッシュ
食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13172915/
ぐるなび:http://r.gnavi.co.jp/9j5gfzv10000/
住所:東京都中央区銀座8-3-12 第2銀座コラムビル1F 
電話:03-6274-6637

俺のスパニッシュ
ジャンル:スペイン料理
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座8-3-12 第2銀座コラムビル1F(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 銀座×スペイン料理
情報掲載日:2014年11月8日


俺のスパニッシュスペイン料理 / 新橋駅内幸町駅銀座駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5



〓ゆうき〓