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スサノオで~す
小春「日曜♪日曜♪」
影狼「……」
※フライトと時差の関係で更新が遅くなりました☆けど、何とか今日に間に合った♪
『スサノオと日本の神を巡る旅 ~オオクニヌシの国造りの地を巡る~』。
これまでにまだ完全な王になる前のオオクニヌシに、
ゆかりのある神々として、
白兎神、オオヤビコ、ヌナカワ姫を巡って来た。
次に僕らが向かう地は、
彼を完全な日本史上初の王に引き上げた、
大切な3柱の神々を祀る地。
奈良県は『大神神社』。
日本最古の神社とも言われていますね…」
ス「まぁ当然『日本最古』であるかどうかは、
色んな説があるけど、
ここが神社の最も古い形を、
今も遺していることに変わりはない」
あ「というのも?」
ス「お前、『神奈備(かんなび)』っていうのは知ってるか?
アルバイトのCMちゃうで」
あ「それは『マイナビ』や。
いつもいつもそうやけど、
何でそんな言葉を知ってんねん。
そして、『神奈備』も知らん。
物まね芸人やったら知っとる」
ス「それは『神無月』や。
ってもう、めちゃくちゃか。
カンは『神』、
ナビは『隠れる』を意味し、
『神が隠れ籠れる場所』という意味」
あ「ふむ。
それがどないしましたん?」
ス「ここ(大神神社)の、
ご神体ぐらい聞いたことあるやろ?」
あ「確か…、この大鳥居の向こうに見える…?
『三輪山』でしたっけ?」
この山を敬い、
この山を畏怖し、
この山を神とする。
そしてその場所を、
神の住まう神域(神奈備)として、
本来、
人の立ち入りを許さず、
本殿すらも立てず、
ただ拝する。
それが、原初の神の祀り方。
その形を今も遺しているのが、
ここ『大神神社』。
それが故に、
ここは『日本最古の神社』とも言われている」
あ「何か…そういうことを聞くと、
背筋がピシッと伸びるね…」
ス「その感覚よ。
その感覚こそが、
古代人が自然の中の神を畏れ敬い、
奉り始めた感覚よ」
そんなことを話しながら、
参道を歩き、
拝殿(本殿ではない。大神神社には本殿と呼ばれるものがない)にて参拝。
ス「ここじゃない方がいい。
最早有名な話やけど、
ここのご神体の『三輪山』に登ることが出来る。
せっかくなら、
オオモノヌシにはそこで会った方がいい」
あ「そうなんですね。
じゃあ早速向かいましょう」
ス「…の前にや、
会っておいた方が良い神がおる」
あ「?」
ス「こっちや」
スサノオに促されてついていくと、
そこには…?
クエヒコって、
オオクニヌシに知恵を授けたという、
あのカカシの神さま?」
ス「そう。
それと祀られている場所は少し離れてるけど、
『オオクニヌシの国造り』を、
一番傍で支えた、
スクナヒコナ。
この二神には、
オオモノヌシに会う前に会っておいた方がいい」
あ「そうなんですね。
分かりました」
そして、
久延彦神社にて参拝。
(二礼二拍手一礼)
ス「………。
…お前今、ちゃんと心込めて、
挨拶したか?」
あ「え…?
いつも通りやったつもりですけど」
ス「………」
そして…?
『薬の神』スクナヒコナの登場である。
あ「………」
ス「お前、今思ってるやろ?」
あ「何をでしょうか…?」
ス「『ほんまにカカシやん…』って」
あ「(図星。笑)」
ス「日本の神はこうしてカカシですら神にして、
こんな立派な社殿を建てて祀るんやから。
俺が言うのもなんやけど、
本当に面白いよな」
あ「改めて、そう思います…(笑)」
そして…?
スクナヒコナ「あれ!?スサノオさん!?!?」
クエヒコ「スッさん!おーひさーしぶりーっす!!ちょりーっす!!」
…。
……。
………。
…………。
あ&ス「(何でカカシがギャル男みたいな喋り方やねん…)」
ス「(まぁええわ)。
おぅ、久しぶりやな。
ちょっとオオモノヌシに会いに来てな。
その前にお前らの顔も見とこうと思ってな」
スクナヒコナ「いやぁ嬉しいな~!!
スサノオさんのそういうところは、
本当にオオクニヌシさんと一緒!!」
クエヒコ「一緒っす!一緒っす!!マジマジマジで一緒っす!!」
なぜか興奮する二神に、
割って入るような形で、
僕が質問をする。
あ「オオクニヌシさんと一緒?
どういうことですか?」
クエヒコ&スクナヒコナ「………」
あ「(え?何…?この反応…?)」
クエヒコ&スクナヒコナ「あんた、誰(真顔)?」
あ「…!?」
ス「まぁ確かにそらそうや(笑)
先に自己紹介せんかったお前が悪い。
参拝の時と同じで、
話し掛けるのは、
ちゃんと自己紹介してからにせぃ」
あ「あ、そ、そういうことですか…。
すいません、荒川祐二と申します…。
お邪魔しております」
クエヒコ&スクナヒコナ「(シラー…)」
あ「(え?超ノー歓迎モード…。
何で?)」
ス「お前が順番を間違えるからや。
それに悪いけど、
さっきのお前の参拝の仕方には、
『慣れ』が先に立って、
ちゃんと心がこもってなかった。
神は基本優しいとはいえ、
中にはこうして筋道に厳しい神もおる。
オオモノヌシなんか、
それの最たる神や。
だからその前に、
このクエヒコとスクナヒコナに、
挨拶させに来たんや」
あ「そ、そうだったんですか…。
…それは大変失礼致しました…。
本当にすみませんでした…」
こうして神さまに会うことに、
どこかで慣れてしまっていたのか、
迂闊だった自分自身に本当に反省し、
スクナヒコナとクエヒコに頭を下げる。
ス「まぁここもそうやけど、
祭神が多すぎる神社もあるから、
主祭神に参拝する前に、
全部の神をまわれとは言わん。
ただ、
やっぱりその主祭神以外の神にも敬意を持ち、
気に掛ける気持ちだけは、
常に持っておかなあかん」
あ「…はい…。
…許してもらえたのでしょうか…?」
…。
……。
………。
…………。
クエヒコ&スクナヒコナ「ちょりーす!!」
あ「(ビクッ!?)」
ス「きちんと反省して謝ったら、
後腐れがない。
それが日本の神々の良さでもある(笑)」
あ「と、とりあえず良かったです…(汗)」
スクナヒコナ「で、そこのタラコくちびるさんは、
今からオオモノヌシさまに会いに行くんですか?」
クエヒコ「イエッ!!『タラコのお化け』イエィッ!!」
あ「誰がタラコくちびるや。
っていかんいかん、反省中の身…。
はい、今から…」
スクナヒコナ「オオモノヌシさまは僕たち以上に、
本当に礼儀や筋道には厳しい方ですから、
気を付けてくださいね」
クエヒコ「Yeah!! 筋way!!」
ス「カカシ、うるさいぞ」
スクナヒコナは、
優しく、
それでも一本筋の通った口調で、
ハッキリ言う。
スクナヒコナ「オオクニヌシ様もスサノオ様も、
国を背負うほどの方こそ、
皆さんこういった足もとのことを、
大切にされます。
何より相手がどんな立場であっても、
誰に対しても優しく、平等、愛が深い。
その背中を見て、
我々は『この人のために』と思い、
応援をするのです。
そのことを忘れずになさってくださいね」
あ「ありがとうございます…」
ス「まぁ俺の感覚やけど、
国つ神系の神々は、
こんな感じで、筋道に厳しい神々が多い。
スクナヒコナは厳密には国つ神ではないけど、
オオクニヌシに近かったからな。
お前も良い経験したな。
次から気を付けるようにしぃや」
あ「本当に…。
改めて、慣れてしまっていた気を、
引き締めさせられた気がします」
スクナヒコナ「スサノオさんが連れてくるほどですから、
スサノオさんもこの方に期待をしていらっしゃるんでしょう。
なら我々も本気で接するのが、
礼儀です」
クエヒコ「イエッ!!スクナヒコナッチ!!侍みたい!!Yeah!!」
ス「ま、そういうことや(笑)
こいつらは確かに侍みたいな気質があるけど。
色んな神がいて、色んな顔がある。
だからこそ、
常に『敬意』という一本の芯は忘れず、
1つ1つの出会いと言葉をすべて大切なこととして、
噛み締めて、
しっかり勉強していけ」
あ「わかりました。
ありがとうございます」
クエヒコ&スクナヒコナ&ス「それにしても、真顔がキモい」
あ「どいつもこいつも、顔のことはもうええやろ!!」
スクナヒコナ「オオモノヌシさまに言っておきますね。
『今から、顔がキモいタラコくちびるが来ます』と」
あ「そういうのはやめろや!!」
ス「ハッハッハッハッハッ!(笑)」
あ「ていうか、
そもそもお前が先に、自己紹介のことちゃんと言ってくれてたら、
問題なかったんちゃうんかい!」
ス「めちゃくちゃな逆ギレすんな、ドアホ!!」
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