スサノオで~す
ス「おい」
あ「あい」
ス「お前、皆さんに謝らなあかんことあるやろ」
あ「え~わたくし荒川祐二は、
本日21時頃にアップ予定の記事を『ボタン間違い』という初歩的ミスによって、一時10時頃に不完全な状態でアップしてしまいました。
こんな操作ミスは高校時代、
『ずっと大好きでした。僕と付き合ってください』と同級生に送るはずのメールを、
母に送って以来です。
ということで、改めて完全版でお送り致しますm(_ _)m」
…。
……。
………。
…………。
あ「スサノオ先生」
ス「ちょっと待て。今何て言った?」
あ「スサノオ先生」
ス「お前もようやく俺の偉大さが分かったか!そう我こそは偉大なスサノオ先生!!
プリーズコールミー!!スサノオ先生!!」
あ「よ!!スサノオ先生!!」
ス「もっともっとー!!」
あ「先生ー!!」
ス「Yeah!!ワンモアターイム!!」
あ「調子乗んな」
ス「はい、すいません。で、何でしたっけ?」
あ「一昨日ね、『誰でも神さまの声は聞ける』って話してくれたじゃないっすか」
ス「したね」
あ「あれについて、問い合わせが殺到しておりまして。
『もっと詳しく教えてほしい!』とか、
『私も神さまの声が聞けるようになりたい!』とか、
『荒川さん最高!!荒川さんマジイケメン!!愛してる!!好き!!ラブリーチュッチュッ!!ハイビーーーーーーーーーム!!』とか」
ス「………」
あ「『by 和男』」
ス「そういうことやろ思たわ。
で、要は、もっと神さんの声の聞き方を教えてくれって話か。誰にでもできるように」
あ「そういうこと」
ス「ていうか、それってどこまで話したっけ?」
あ「神さまのことを知って、
好きになって、
その神さまを祀ってる神社の清浄な空気に触れて、
フッと湧いてくる言葉、
それが神さまの言葉ってとこまでね。
そこら辺もっと詳しく知りたいってことと思うよ」
ス「なるほど。名付けて、『誰でも聞ける神さまの言葉講座』やな。受講料はパンケーキでええで」
あ「しくよろですm(_ _)m」
ス「じゃあ、とりあえず一回外に来てみ」
あ「?」
そうして、僕はスサノオに連れられて家の前の道路に出た。
ス「あれ見てみ」
あ「『止まれ』の文字…」
ス「あれが、神さまからの言葉」
あ「………何を言っているのか意味が………?」
ス「いや、だからそのまんまやって。あれが神様からの言葉やねんて。
例えば、お前が何か物事を『やろうか、止めておこうか』、迷っている。そんな時にふと目にした言葉。
『止まれ』
そうして『止めておく』という判断をする。これが神からのメッセージよ」
あ「え…ダサッ…」
ス「ブッ!!お前ダサいとはなんじゃ!!ダサいとは!!聞かれたから、答えたんやろがい!!」
あ「いや、だって何かそんなんじゃなくて、もっとこう、神聖な感じで語りかけてくるとかさ~~。
何なら憑依する?みたいなんを想像するやん?」
ス「だからそれをしたいなら、前言った『神憑きの神事』になるんやって。
神々と全く同じ知識と経験、
叡智を積み重ねて、
神々の指の先一本の動きまで手に取るように分かるように日々研鑽する。
食事も神饌のみ。
毎日身が切れるような冷水で禊をして、
それこそ人生すべてを神の境地にまで至らせなあかん。
間違っても屁なんてこかれへんぞ。
リビングで寝そべったりもあかん。
365日24時間、神の器として生きる。
誰もがあそこまで出来るか?」
あ「無理」
ス「だからそこまでやらんでも、それに近い部分として、誰にでも出来るところまで落とし込んでるんやないかい」
あ「でも、『止まれ』だけとか納得いかん。もっとくれ」
ス「いや、『止まれ』はただの1つの例やって。
まず前提として、
神のメッセージや言葉は「答え」じゃなくて、『ヒント』やと思って聞けよ。
その上で、
お前らが目にする日々の看板、
広告、
掲示板から流れてくるメッセージ、
神社でなら
おみくじや壁に書かれている言葉、
たまたま話した人から言われた言葉。
人生のヒントとなる、神からのメッセージはそこら中に溢れてる。
それを君らがキャッチするかどうかやって」
あ「キャッチ?」
ス「ラジオやテレビをイメージすればいい。
周波数が合わさったら、そこの番組が聞けるやろ?
そんな感じで自分が今求めるものを明確にすれば、そのメッセージが目に入ったり、耳に聞こえてきたりするわ。
それが神さまからの言葉よ」
あ「それはでも、あれじゃないかい。
妊娠したら妊婦さんばっかり目につくようになった、みたいな感じちゃうの?」
ス「だから、それが周波数を合わせるっていうことやねんて(笑)
俺たち神々は、常にメッセージは発信してるの!!それに気付くか気付かんかやって!!」
あ「いや、それでも納得いかん。もっと『言葉が聴こえる』って感じにしてほしい」
ス「まぁ、じゃあもう少し詳しく話そか。
っていうか、お前もう既にそれやってるんやけど?」
あ「え?」
ス「お前さ、嘘つき作家として、原稿書く時に必ずやることあるやん?」
あ「誰が嘘つき作家や。そうね。
まずは神仏に感謝を捧げて、そして生きとし生けるものすべての幸せと繁栄を願う8時間ほどの儀式を…」
ス「しばくぞ」
あ「ウソです、すみません(笑) 原稿書く前は必ずお風呂に入っています(笑)」
ス「あれ、何でやってるん?」
あ「風呂入ってからやるとね、集中してる時にフッて書く文章が思い浮かびやすいのよ」
ス「それ」
あ「どれ?」
ス「よくミュージシャンやクリエイターが、『曲や作品が天から降りてきました』って言うやん?
それのこと」
あ「よく分からん」
ス「だから、あれは君らの中にある知識や経験、培ってきたものが、
ある瞬間、きれいな組み合わせで曲や作品として降りてくる、もしくは心にフッと湧いてくる。お前で言うなら、文章。
それが神の言葉」
あ「それは俺の実力」
ス「アホ(笑)
まぁ確かに実力と言えば、実力や。
でも、それがふとした瞬間にアイディアとアイディアが組み合わさって考えられんかったものが出来たりする。
それが時にはフッと心や頭に浮かんで来たり、時にはふと読んだ本やテレビの広告でインスパイア(影響)されたりして思い浮かぶ。
要は実力以上のものを出せたりすることがあるわけや。
そういう縁を、俺たち神々はサポートしてる」
あ「でも、確かにあるかもね。
文章書いてても、『あれ?何か思ってたより良い文章書けたな~』とか。
テレビ見てて、ふと思いがけない企画思い付いたりとか。
これが仕事や普段の生活で言えば、思いもがけない良いアイディアが湧いてきたりってことか。
で、それと風呂が何の関係があるんじゃい?」
ス「身を清めることで、そういうインスピレーションが受け取りやすくなる。
まぁ要は昨日言った、リラックスした状態を作り出すってことな。
想像してみ?
疲労困憊、ストレス大量、髪の毛ぐちゃぐちゃ、目の下クマだらけ。
こんな状態で良いアイディア思い浮かぶか?
っていうか、そんな外からの言葉とか目にも、耳にも入るか?
どんだけ神さんがさ、
目の前の電光掲示板やテレビ、ラジオ、目の前の人を通して、ヒントやメッセージを発信した所で、
そのまま素直に受け取れる?」
あ「受け取れん。自分で必死」
ス「だから、『禊(みそぎ)』っていうのはそういうことのためにあるねん。
常に身と心を清らかな状態に保っておく。
そうしておくと、普段からそういった縁から届くメッセージや、外からのヒントに対して気付きやすい体質になる。
それが結果として、言葉なり、アイディアなりとして、
心にフッと浮かんできて、それを実践したら人生が好転していった。
これが『神さまの言葉』の仕組みや」
あ「大分わかって来た。
でも、身を清らかにってどないしたらええんや?」
ス「『禊=身を清らかに』っていうと、固く聞こえる。
要は『リラックス』ってことよ。
お前で言うなら、それが風呂やねん。
人によっては寝起きがそうという人もいてるし、
散歩中という人もいる。
昼寝もそう。
プチ断食するって人もいてるわな。
人によっては肉断ちする人もいてるやろう。
思考がクリアになった状態を保てると、神の声やメッセージなんて嫌でもバンバン入ってくるわ」
あ「よぉくわかった。ってことで、風呂入ってくるぜ」
ス「行って来い(笑)
まぁ最後に言うといたら、
この思考がクリアな状態を保ち、
そこに自分の大好きな神さまを定めて、その知識をちゃんと取り入れる。
アマテラスならアマテラス。
ツクヨミならツクヨミ。
そうしたら入ってくるメッセージが、その神のより深い言葉として聞こえてくるわ。
ただ、これはそんな簡単なものじゃないで。
ちゃんとその神々の神格の真髄や信仰の歴史までを理解して、生活や自分の生き方にまで落とし込まなあかんから。
まぁそれを極めると、『神憑きの神事』になるし、
中途半端にやったら変な自己催眠になって、帰ってこられへん。
そこら辺は気を付けて、ほどほどにな(笑)
喋り過ぎたから、俺も風呂行くわ。スーパー銭湯行こうぜ、スーパー銭湯!」
あ「いいね!」
より数の多い芸術・人文ランキングに移行!現在第9位
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