前回記事
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逆転裁判4は、
逆転裁判シリーズで最も売上が高かった作品。
3が見事な完結編だったので、
みな、新章の4に期待したのだ。
僕もその一人だった。
しかし結論としては、
逆転裁判4は失敗作として扱われることになる。
要因はいくつもあるのだが。
一番大きい理由は。
《過去作の主人公ナルホドウが完全に別人》
3の記事でも触れたけど、
過去で別人になるなら未来で別人になっても、
問題ないとスタッフは思ったようだが、
その別人っぷりが本当に全然違うし。
弁護士を失脚して何年も過ぎた設定だし、
その間、仲間たちが誰も助けてくれなかったという、
3までのつながりを否定するようなキャラになっていた。
これは、そもそも、
本来は別の役割のキャラに、
ナルホドウを当てはめたことが原因で、
正真正銘の別人だったシナリオだったのだ。
しかも。
このナルホドウがシナリオを引っ張っていくため、
新主人公が空気。
また、過去作に比べ魅力の薄いライバル検事、
新システムのみぬくが一部難易度が高すぎて壁すぎる、
話を引っ張るラストボスが、行動が一貫してない、
過去作でイイ子だった少女が、
やさぐれて愚痴ってばかりいるキャラになってるなど
いろいろと細かい粗はあったが。
やっぱり一番大きい問題は、ナルホドウだった。
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しかし、シナリオライターの人は、
たぶん、悪気はなかったと思う。
もともと、人を驚かせるのが好きな人だから、
ナルホドウが弁護士を辞めていたのも、
人を驚かせるシナリオとして考えていたものだろう。
ただ、ファンが求めてたナルホドウ像と、
あまりにもかけ離れ過ぎたのだ。
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1話は、上記の問題点が全部出てくるシナリオだが、
ひっかきまわす証言者は結構好きだし、
3までとまた違う新曲にもわくわくしたものだ。
2話は、
個性的なキャラが出過ぎで事件そのものも荒唐無稽だけど、
屋台と銃弾の真実が、
当初から全然思い浮かばないような形の答えで、
結構感心した。
3話は、澄ました検事が、
消火作業してる事がコミカルで面白かった。
4話は、被告人の少女が結構好きかな。
犯人はちょっとラスボスとしては不適格と感じた。
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総合的には充分見所のある佳作～良作一歩手前位なのだが、
3までの満足度が高すぎた上に、
致命的なナルホドウの設定により、
結局のところ、多くのファンの期待にこたえられなった。
僕も満足したとは言い難い。
3までは2回以上プレイしてるけど、
4は一回通してプレイしたっきり。
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こうして、新章になるはずだった4は失敗と言える結果に。
5が発売できる空気では無くなってしまった。
その結果生まれたのが、
次回紹介する［逆転検事］