川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。
今日から麻生区の墓地でお墓の据付工事にかかりはじめました。(基礎工事は以前に終えています)
ここ最近はずっと現場作業が続いていたので、いつものように検品と下ごしらえの作業が出来ていませんでした。
なのでまず、朝は作業場で梱包ばらしと検品。親柱や階段、根石周りの石を確認し、積込みました。
下ごしらえのみ、現場での作業です。補強金具を留めるウエッジアンカー用の穴をあけているところです
ドリルで穴を開けますが、御影石は硬いためにドリルの刃の磨耗も気になります。
多くの穴をあけているうち、刃が痩せ細ってくるんです。先端部分がダメになるのではなく、径が細くなってしまうということ。
そうなると石を据えてアンカーを入れようとしても、狭くて入っていかない可能性も出てくるんですね。
アンカーが入らなければ、穴をあけても何の意味もありません。泣きたくなるような気持ちになります。
そうならないよう、一度規定深さまで穴をあけてから、念のためにハンドドリルに新しい刃をつけて二度あけたりしています。
そんなことをやっていると、案外時間が経ってしまったり…。
でもここは抜くことができない大切な作業。見えない箇所だからと言って、いい加減にはせず、しっかりとやります。
結局午後からの据付けになり、お墓の前面(前通り)と左側面を決めて一日目終了になりました。
明日午前中が雨にならなければ、根石周りは十分に仕上げることができそうです。天気予報が当たりますように。
それにしても平坦な墓地って、本当にいいですね!(笑)