[高血圧はウイルスが原因?]
(Medieigo 2009年5月14日)
多くの人が40歳までに感染すると言われる「サイトメガロウイル(CMV)」
が、高血圧の原因になることが分かった。
サイトメガロウイルは感染しても免疫力が低下しない限り症状は現れない
ウイルスだが、マウスに感染させるとそれだけで血圧が上がり、コレステ
ロールを多く含む餌を与えると動脈硬化も促進された。
また、細胞を使った実験では、サイトメガロウイルは炎症や血圧の調節に
かかわる物質を増加させており、これらを通じて高血圧や動脈硬化を引き
起こすと考えられた。
高血圧対策に抗ウイルス薬やワクチンが使われるようになる日が来るかも
しれない。
(吉田素子)
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