犬の殺処分ゼロへ ふるさと納税を活用 | 依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

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先日、NHKの朝のニュース番組「おはよう日本」で紹介されていました。

 
動物霊園のお客様を担当させていただいていて、以前からドイツのティアアイム(ドイツ語で保護施設の意味)のような施設が日本にも必要だとお聞きしていたので、たまたま朝見ていたテレビでやっていたので、すぐにリモコン録画ボタンを押しましたよ!
 
会計事務所的に、ふるさと納税でというところも興味深い話です。
 
 
広島県では、2011年度に犬・猫合わせた殺処分数が8,340頭(犬2,342頭、猫5,998頭)にのぼり、全国ワーストを記録したそうです。そこで、広島を本拠地とするピースウィンズ・ジャパン(PWJ)というNPO法人が、殺処分ゼロを目指して、2013年にピースワンコ事業を開始し、2016年には広島の殺処分対象犬全頭引き取りにより、犬の殺処分ゼロを実現。広島モデルの全国拡大により、東京オリンピックの開かれる2020年までに全国の犬の殺処分ゼロを達成することを目標に掲げています。
 
 
もちろん、殺処分ゼロというのは社会的に大変有意義な目標であることに加え、
 
 
東京オリンピックが開かれる2020年という期限をはっきり決めていること。
(オリンピックも会場などいろいろ問題になっていますが、2020年というのが一つの節目になっていることが多く、いろいろな意味でいい区切りになっているのかもしれませんね。)
 
 
また、施設のある広島県上石高原町のふるさと納税という制度を利用したことが、単純に寄付を募る以上にハードルを下げたと思われます。
 
 
経営理念って、うまくまとめるのって結構難しいですが、
 
「思い」
「手段」
「社会性」
 
を盛り込んで言葉にするといいそうです。
 
 
経営計画立てる時には、期限を決める、夢に日付を入れる、ということもよく言われることです。
 
 
そういう観点でこのニュースを見ると、中小企業経営の視点で見ても非常にうまく考えられた経営計画になっていると感じました。
 
 
皆さんの会社でも5年先の将来を見据えた目標は立てていらっしゃるでしょうか。