食料安全保障論 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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先日、中野剛志の「保守とはなんだろうか?」を久しぶりに読み返しておりまして、この著書は19世紀の偉大な保守思想家、コールリッジに光を当てたものなのですが、その中に「コールリッジは農業保護、食料を戦略物資と見ていた」との一文がありました。

 

あらら、コテヤンも安全保障の中で食料を重視しているのですが、コールリッジもそうだったのか…とは言えコテヤンの場合は基本的に「日本産の安心して食べられる野菜、肉、その他諸々がなくなるとコテヤンの食卓の危機だ!」という非常に個人的かつ、自己の食欲と味覚のための理由なのですが(笑)

 

 

さて、日本の自称保守は勇ましく「集団的自衛権だ!」といいますが、実は食料の安全保障と言うのはそれと同等程度には重大な安全保障の問題です。

なんせ腹が減っては戦はできぬ、なんて昔から言いまして、食料がなければそもそもどーにもならん、胃袋を握られたらおわりってなもんです。

 

こう考えてみると政府は「いくら出してもいいので、農業を守らにゃならん!」となるはずですが、こういう安全保障の問題を論じるときに「いまさら遅い論」「エネルギーは外国頼みなんだから無理論」を反論されるわけです。

こういう反論にはコテヤンの胃袋(少食だけど…)をかけても反論せねばならん!と渾身の力を込めてなんとか反論しようというのが本日の記事です。

 

さて、エネルギーに関しましては確かにその通りで、だからといってじゃぁリカードの比較優位論よろしく工業に特化して、農業は全て捨てるか高付加価値化で輸出に特化、一般国民は外国産のカリフォルニア米だとか中国産の野菜だとか、韓国産の魚介類だとか食っとけばいいのか?なんて個人的にはかんべんして欲しいもんです。

真面目に論じますと一旦ノウハウと人材が消えると、もうそれを取り返すのに非常に長い時間がかかるわけです。

 

もし近い将来にエネルギーが自給できるようになっても、農業が壊滅しているとどうにもならん状況になってしまうわけですね。

こういったことを考えた場合に、やはりエネルギーというボトルネックがあるから、と言われても農業の保護は将来のためにしておくべき重要な事だと言わざるを得ません。

 

アメリカだとかも実は穀物を戦略物資と考えているフシがありまして、それは例えば先日に日本でTPPに先駆けて行われた農協改革によって、日本の農業というのが今現在非常に危ない立場に立たされているわけです。

これを比較優位だとか自由貿易だとか言って、切り捨てるというのは、日本国民自身が日本国民を切り捨てる、自分自身の首を絞めることと同義なわけです。

 

そもそも自由貿易論者は「各国が貿易で依存しあうので、それで平和になる」など一見もっともらしいことを言いますが、アメリカや中国というのは自国の輸出をかなり戦略的に考えてまして、それは輸出をすることによって依存させ、従属国化してしまうという方向性があるように思えます。

 

であるならば世の中の保守(と自称している人たち)はTPPにも農協改革にも反対し、そ~いうことをすすめる安倍政権そのものに批判的であるのが「通常の態度」だと思いますが、何故か軍事というわかりやすい事柄につられて、そこまで頭が回っていないのか、それとも素朴に自由貿易は良いことだと信じ込んでいるのか、思考停止になっているのか。

何故か批判の声があまり聞こえてこないわけです。その人達が批判の声を大にしてくれるなら、コテヤンはもう少し怠けられるのに…

と怠惰で料理が大好きなコテヤンは不思議に思うのでありました。

 

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本日の男の料理~エビフライ~

 

みんな大好きエビフライだよっと。作り方も難しくはないはず。

 

拾い画像。美味しそうです…

 

材料

・エビ(殻付き、頭はいらない)

・小麦粉

・玉子

・パン粉

・塩コショウ

 

1)エビはしっぽだけ残して殻をむいて、背わたを取り、腹側に斜めに切れ込みを入れてまっすぐなるように。

2)塩コショウしたら小麦粉をまぶして、溶いた玉子にくぐらせ、パン粉をしっぽ以外にまぶしてから油であげるだけ!油の温度はパン粉を入れたら泡がシュワシュワ出るくらい。

 

ソースはタルタルソースが定番みたいですが、タルタルソースがなかったらお手軽タルタルソース風を自作するのもあり。

ゆで卵をみじん切りにして、マヨネーズと和えたらタルタル風ソースの出来上がり!

個人的にはマヨ醤油がおすすめだったりします。

 

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