主流派経済学の嘘と机上の空論 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

先日ですね、面白いブログを見つけたのですよ。とあるきっかけで。
菅原経済学なんていう「主流派経済学のブログ」なんですけど、菅原晃さんという北海道の高校の先生がご著書も出されてまして。
「高校生からわかる○○」みたいなシリーズですね。

まぁ読んだことはないんですけれども、ブログを開設してらっしゃいまして。
http://abc60w.blog16.fc2.com/

んでこのブログの中で面白い最新記事がありまして。
アベノミクスで、GDPが伸びても、手取りが伸びるわけがない

まぁタイトルはそもそも、アベノミクスでGDPちょっとしか伸びてねーじゃん…論点ちがうくね?って話なんですが、中身がまぁ…
「よっ!御用学者見習い!さすが主流派経済学!」
てなもんでして。
(まぁヘコヘコした所で、表舞台には出られない人だとは思いますけど。)

で、これがまた…ひどい内容なのですけど、先日「質問者」が来まして同じような質問を(延々と)されたので、タイムリーだから論じておこうと。

以下引用。
「GDP成長は、①労働力増、②資本力増、③生産性増の、3つでしか、実現できません。
日本の①労働力は、皆さんご存知のように、「減り続け」ています。少子高齢化によるものです。①は、実際にマイナスになっています。
それを補うのが、投資による②資本力増、③生産性増しかありません。しかし、人口減社会に、投資は増えません。
結局、日本のGDP成長は③生産性にかかっています。
日本の底力をフルに発揮する、潜在成長率(実質GDP成長率)は、0.5~0.8%程度しかありません。」


何言ってるかよくわかんない!って人に概要だけ簡単に説明しますと…
「働く人が増えるか、投資が増えるか、生産性向上がないとGDPは増えないの!人口が減ってるんだから、投資は増えない!だから生産性向上でしか日本は成長しないの!でもそれは0.5~0.8なの!(過去)」
ということです。

さて、人口が減少するから投資は増えないんでしょうか?
例えばオランダは1970年代から少子化がまずくなり、1996年あたりから少子化に歯止めをかけることに成功してます。
ではこの26年間、GDPは増えなかったのでしょうか?
1970年のGDPが375億ドル、1996年にはなんと4426億ドルと26年間で10倍の成長率を達成しているのです!(すげーな…)

といいますか、別に少子高齢化の話は日本だけではなくて、先進国であれば割と悩んでいる問題なんですよ。
でも例えば2008年のリーマン・ショックまで、デフレになっていたのは「日本だけ」なんです。各国は着々とGDPを伸ばしていたんです。
つまり少子高齢化なんてあまり関係ないわけですね。
だいたい日本の人口減少率なんて0.1~0.3くらいなんですよ。これで「投資が増えないんだ!」と言うのは「意味がわかりません」としか言いようがありません。


次は生産性の向上ですが、生産性の向上は何によってもたらされるか?
投資や需要等ですね。では投資と需要、この2つを分けて書いていきます。

【投資】
上記の菅原さんは「政府による投資」を無視して論じています。我が国は熊本大地震に見られるように「安全保障に関する需要」は尽きることがありません。
ならばこそ政府は「安全保障という需要」を財政出動という政策で満たすべきですし、また他にも色々いくらでも生産性の向上に役立つ投資があります。
例えば長期間研究が必要な分野、基礎研究、こういった分野には政府が投資することで、かならず成果が全体的には現れてくるでしょう。
また「国土への投資」も生産性向上をもたらします。

例えばリニア新幹線、もしくは東西格差のある新幹線の西日本への投資、もしくは湾口の大型化、高速交通網の整備や渋滞の緩和。
これらは全て「時間短縮」と「移動の容易さ」により生産性の向上をもたらします。
またインフラい整備のいいところは「投資している間」は生産性は向上せず、需要が増えます。投資が終わると生産性の向上が見られるということです。

【需要】
需要があると企業は必ず投資します。なぜなら「儲かるから」です。であれば、国民の購買力を高めればOKなわけです。
そのためには所得の上昇が必要です。所得が上昇するのはどんな場面か?労働力が貴重になった時です。つまり人手不足により、雇用環境が改善され、それによって国民の所得があがるというわけです。

国民の所得が上がれば需要は上がり、それによって民間企業も投資が活発化すると。


つまり何にしても需要が必要というわけです。安全保障面でもいいですし、国民の所得アップでもいいですし。

まとめますと、(民間の)投資が増えないのは需要がないから。少子高齢化よりそっちでしょ。生産性の向上はいくらでもまだまだ「政府の投資」ですら望める。それがあってデフレを脱却すると民間企業が投資し始める。
人手不足になって労働者の雇用環境が改善して、さらに需要が増えていくと言うわけです。

もうひとつ菅原さんのブログ記事で「抜け落ちている点」は、1997年から今まで、日本政府は投資を減らしてきたという事実です。
投資を減らしている状態を「分析」して「もう日本はダメなんだぁぁぁ」と詭弁を書いているわけです。
コテヤンとかは「・・・・いや、だから投資を増やしましょというとるんやけど?」と「政策の方向転換」を求めているわけですね。

いままで「減らし続けて失敗やった」のでしたら「ほな、反対のベクトルにしたらええんちゃうん?」でしょ?普通は。
ここまで書いてきましたが、結局のところ「主流派経済学」「新自由主義経済学」なんてものは「難しい言葉」と「詭弁」がないと成り立たない、無用の学問(コテヤンは学問だと認めてないですがw)なのです。

難しい言葉を使えば「賢くなれた気がする」中二病。それが「主流派経済学」という机上の空論なのではないか?と思っています。

P.S
しかしなんだか不思議なリンクをするものだ…。
先日の質問者も北海道、菅原さんも北海道、そしての○み(やたら絡んでくる人、出禁)も北海道。
どうやらコテヤンは北海道によっぽど縁があるのか?(笑)
ブログの記事と質問までリンクするとは、不思議なこともあるものです。まこと、不思議…不思議だなぁ…

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本日の男の料理~サーモンは白身?赤身?サーモンのムニエル~


さて質問です。サーモンは白身でしょうか?赤身でしょうか?
実はですねあれ、白身に分類されるそうです。白身魚か赤身魚か?てーのは筋肉による分類のようですね。
でもこれだと「いや?筋肉て…そんなんわからんやん…」となりますので、白身、赤身の簡単な見分け方を1つご紹介したいなと。

ずばり「血合い」がガッツリあるかどうか?です。
マグロ、ツバス、カツオ等々は血合いがガッツリありますでしょ?逆にヒラメやカレイ、タイは血合いが殆ど無い。これが見分け方なんですね。

んでこの豆知識に乗じてサーモンのレシピを書こうかと思ったんですけれど…コテヤンは実はサーモンが好きじゃない。
寿司種としては大人気らしいのですけど、脂っこい魚って好きじゃないんですよ。大トロも好きじゃないし、中トロでギリ。
ということでサーモンは地獄の業火に~!じゃなかった。フライパンの業火に焼かれてムニエルになってしまえ~ということでレシピ。

材料
・サーモン切り身
・小麦粉
・塩コショウ
・醤油
・オリーブオイル
・レモン
・香草

1)サーモンに塩コショウして、小麦粉を薄くまぶす。
2)オリーブオイルを使ってフライパンで焼く。出来れば皮目から。
3)焼け上がったら皿に置いておいて、余った油に醤油とレモン汁を絡めてソースにする
3)ムニエルにかけて、香草をのせて出来上がり。香草はバジルでもイタリアンパセリでも、お好きなのをどうぞ。レモンを添えるとちょっぴり色味アップ!

ちなみにムニエルって小麦粉をまぶす他に、バターで焼くって話なんですけど…オリーブオイルでいいじゃん…いいじゃん。
イタリアではバターの代わりに、パゲットにオリーブオイルを塗るんだし(笑)

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