❀  浮気賃  ⅩⅡ  ❀ | ぴかるんのブログ

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ピンクのポンポン


ピンクのポンポン★89-12

 尚、ピンクのポンポンの時計は、今も去年の夏のソロツアーで止まったままなので、登場人物が過去の出来事を考える時、1年の時差が生じますので、ご了承下さい。

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 「平日に二日間だったよね? さすがに、平日に二日も休むのはちょっと…… それに、もう少し大きくなってからでないと、ちょっとキツいかなと思うんだけど」

 「何を言ってるの、しっかりしなさい!」
 姑が夫の背中を思い切り叩いた。

 夫が悲鳴を上げたけど、姑が話を続けた。
 「コンサートなんて、行きたければ、何処へでも行ってらっしゃいな。足りなければ、出してあげるわよ。関西でも、沖縄でも、韓国でも、好きに行けば良いじゃない。それが気分転換になって、これからも夫婦を続けて貰えるのなら、安い投資だわ」

 『沖縄』という地名を聞いた途端、そう言えば……と思い出した。夫も思い出したのか、
 「母さん、それは言い過ぎだよ」と言ったけれど、夫に続いて、私も言った。
 「沖縄、本当に行って良いんですか?」


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