ピンクのポンポン★89-4
尚、ピンクのポンポンの時計は、今も去年の夏のソロツアーで止まったままなので、登場人物が過去の出来事を考える時、1年の時差が生じますので、ご了承下さい。
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最後の出勤日、もう今日が彼女と顔を合わせることが無いと思うと、気持ちがスッキリしたのだった。
もう、彼女とは何の関わりもないと思っていたのに……
保育園探しや就職活動が大変になることは分かっていたけれど、私は一年は育児に専念することを決め、夫も賛成してれた。
贅沢さえしなければ、夫の給料だけで食べてゆけるし、少しは貯金も出来るからだった。
子供が生まれて半年が過ぎると、夫が子供と二人だけの留守番も引き受けてくれるようになった。
ネットでも色々と調べて、イクメンを目指す姿を見た時、穏やかな幸せを実感し、初めて、夫と結婚して良かったと思ったのだった。
なのに、子供の一歳の誕生日に事件が起きた。
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