お夕飯の時間に、末っ子君と、野田先生の講演会の質疑応答についておしゃべりしていたときのこと。
「でさー、野田先生おらの質問にさー、
ハローワーク行けって言ったじゃん」
「ああ、言ったねぇ」
「でさ、おら、あの回答聞いて、アドラー心理学勉強しないって決めたんだ」
「ああ、いいんじゃない?」
「………へ?いいの?」
「………へ?いいのって、当然じゃん?なんで?」
「え、だって姉ちゃん、前は、
おらが不幸なのはアドラー心理学を学んでないからオーラ出してたじゃん」
「あ、そうだったんだ~。
いや、だって、究極の目的は末っ子くんが幸せに生きることで、
人間が幸せに生きるための方法は別にアドラー心理学じゃなくてもたくさんあるんだから、
好きな方法選べばいいんじゃない?」
「…ねえちゃんは、おらがアドラー心理学勉強しなくても、いいの?」
「別にいいよ?
それは、もちろん、末っ子くんがアドラー心理学学びたいって希望してくれたら嬉しいし、
もしそうなったら喜んでたくさんお手伝いするけど、
末っ子くんにアドラー心理学を学んでほしいとは、全然思ってないよ?」
「そうだったんだ。意外。
…今のねえちゃんの方が、話しやすいし、前のねえちゃんよりも、好きかも」
「あら、そうなんだ。
それは嬉しいですねぇ(´∀`*)」
なんて会話を交わしていたわけですが。
うーん、意外でした。
末っ子くんは、以前のお姉ちゃんの「アドラー学びなさい」という期待を
(背負わせていたつもりは全然なかったんですけどね)
かなり真面目に真正面から受け止めてくれていたんだなぁ。
ええ子や。(ほろり)
「パセージ」には、「親の期待」について語り合うワークもあるわけですが、
まさかの「姉の期待」なんてものも、我が家には存在したようです。
どんだけ「過保護な姉」をやっていたんでしょうねぇ私は。
(過保護というか傲慢というか)
「パセージ」31-Lに「家族に宣伝しない」ってきっちり書いてあるにもかかわらず、
まったくそれができていなかった模様ですが、
初回にパセージを受講してから、14年経って、
ようやっと31-Lが実践できるまで、私が成長できたんだなぁって、
ちょぴっと嬉しかったのでありました(´∀`*)