小学6年間の夏休み山行歴 | ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

1995年に夫と2人で始めた山登り。
2年半の北海道在住をはさみ、2001年にはキリマンジャロに登りました。息子が生まれてからは、3人で八ヶ岳やアルプス、残雪期の山歩きなどを楽しみました。
息子が家を出た今は、日々のことをいろいろ書いています。

息子の小学生最後の夏休みも終わりました。

初めて山に登った時は3歳でしたが、小学生になったのを機に、山行も増やしました。

特に、夏休みは絶好の機会と考え、7月に第1弾、8月に第2弾と銘打って山行を計画。


夏休みだけで、2回×6年間=12回。

12回の全ての山行を無事に終え、ちょっとホッとしているところですが、

忘れないように、記録として残しておこうと思います。


1)2010年7月(小学1年)/立山・奥大日岳


雷鳥沢にテントを張った、4泊5日の立山山行。

2日目、雷鳥沢から立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)に登り、大走りで雷鳥沢に。




3日目は、雷鳥沢から奥大日岳を往復しました。



テントに3泊、最終日は雷鳥荘に泊まりました。




2)2010年8月(小学1年)/北八ヶ岳(麦草峠~蓼科山)


初めての山小屋泊まりを体験。

前泊で麦草ヒュッテに泊まり、山中2泊3日です。

茶臼山から縞枯山、坪庭を経て北横岳へと向かいます。



初日は北横岳ヒュッテに泊まりました。

2日目は北横岳、双子山、大河原峠を経て、蓼科山荘泊。

3日目は蓼科山に登り、下山しました。





3)2011年7月(小学2年)/北八ヶ岳(麦草峠~天狗岳)


前年は麦草峠から北へ行ったので、この年は麦草峠から南へ。

初日は、白駒荘に宿泊。

2日目は、にゅう、中山峠を経て、東天狗岳、西天狗岳を登りました。



そのまま唐沢鉱泉に下山。

下りが長かったです。




4)2011年8月(小学2年)/北アルプス(燕岳~大天井岳)


テントで、燕岳から常念岳の縦走を計画しました。

中房温泉に前泊し、初日は元気に燕岳に登頂。




2日目は、かなりきつい行程になってしまいました。



それでもがんばって大天井岳に登り、常念小屋まで歩きました。

雨も降ってきたので、小屋泊まりに変更し、翌日下山しました。




5)2012年7月(小学3年)/南八ヶ岳(硫黄岳~阿弥陀岳)


この年の目標は、穂高岳でした。

そのため7月の第1弾は硫黄岳から赤岳の縦走を2泊3日で計画。

初日は夏沢鉱泉からオーレン小屋へ。

2日目は、硫黄岳への登りから始まりました。

この頃は、靴紐がほどけると、まだ私が結んでいました。



硫黄岳から横岳へと歩き、赤岳天望荘に宿泊。

3日目は、朝一番で赤岳山頂へ。




余力があったら、阿弥陀岳に登ろうと思っていましたが、本人は登る気満々。



阿弥陀岳を登った後、行者小屋を経て、美濃戸口に下山しました。




6)2012年8月(小学3年)/北穂高岳・奥穂高岳


涸沢にテントを張り、北穂高岳と奥穂高岳に登ることに。

2日連続で登るのはきついと考え、北穂と奥穂の間に休養日を設定した5泊6日の計画を立て出発。

初日は、徳沢にテントを張り、2日目は涸沢まで登りました。




3日目は北穂高岳に登りました。




4日目は計画では休養日でしたが、翌日から天気が崩れるとのこと。

相談した結果、奥穂高岳に登ることにしました。



心配した体力も問題なく、順調に登ってテントまで戻りました。

翌日は予報通り雨となったので、1日短縮となりましたが、上高地まで下山しました。




7)2013年7月(小学4年)/甲斐駒ヶ岳


この時は、北沢峠にテントを張り、甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳に登る計画でした。

甲斐駒ケ岳は、駒津峰から先を直登ルートで登りました。



甲斐駒ヶ岳を登った翌日は、朝から雨。

仙丈ケ岳に向かって出発したものの、無理はやめようと、戻ってテントも撤収。

1日早く戻りました。




8)2013年8月(小学4年)/槍ヶ岳


前年、北穂高岳から見た槍ヶ岳に登りたいという息子の希望もあり、槍ヶ岳を目指しました。

初日は、横尾山荘に宿泊。

2日目、ヒュッテ大槍まで登ります。

予定よりかなり早く到着したこと、翌日の天候が崩れるとのことで、槍ヶ岳山頂を往復。




翌日は、2年連続雨の中、上高地まで下りました。





9)2014年7月(小学5年)/富士山


私自身が高山に弱いため、息子の富士山登山にも慎重でした。

ですが、そろそろ富士山に登ってもいいかな、と決心。

私と夫は吉田口から登ったことがあるので、せっかくなら違うルートにしようと、

須山口1合目からの1泊2日を計画しました。



初日は、宝永山荘に宿泊。

2日目、途中から御殿場ルートに合流し、山頂を目指します。




剣ヶ峰まで登った後、大砂走りを下山。

最後は少し雨に降られましたが、楽しい山行でした。




10)2014年8月(小学5年)/雲ノ平


テントでの雲ノ平周遊、4泊5日を計画しました。

台風の接近で、入山を1日遅らせての出発。

初日は折立から薬師峠まで登ってテント泊。

2日目は、雨の中、雲ノ平まで登りました。

夕方から晴れて、見事な景色。




3日目は、鷲羽岳に登り、




三俣蓮華岳を経て、黒部五郎キャンプ場にテント泊。

4日目は、黒部五郎岳に登ります。

山頂はガスっていましたが、肩まで下った後、少しガスが流れ、展望を得ました。



この日は、薬師峠まで戻ってテント泊。

5日目に、折立に下山しました。




11)2015年7月(小学6年)/剱岳


小学1年の時の奥大日岳登山の途中で見た剱岳。

登ってみたいという息子の希望と、事前のいくつかの登山で、登ってみることに。

初日は、剣沢キャンプ場にテント泊。

2日目、山頂を目指します。





念願の登頂を果たし、この日も剱沢キャンプ場で宿泊しました。

3日目は、思い出の雷鳥沢にテントを張る予定でしたが、あいにくの雨。

予定を変更し、大町温泉郷に泊まることにしました。




12)2015年8月(小学6年)/北岳・間ノ岳


標高ベスト5を登るという目標を立て、北岳・間ノ岳登山を計画しました。

夫と私は、息子が生まれる前に登っているので、以前とは違う八本歯のコルからのルートを予定。

初日は、麓の広河原にテント泊。

翌目は林道がストップするほどの豪雨だったので、予定を変更し、白根御池小屋に宿泊しました。

結局、八本歯のコルからの登りは諦め、肩ノ小屋ルートで北岳へ。



北岳山荘に泊まることにして、間ノ岳をピストンしました。



最終日は青空の下、八本歯のコルルートで下山。



下山ルートでしたが、とても楽しむことができました。



こうして改めて見てみると、意外と雨に降られています。

雨の中のテント撤収と山歩き、設営時の雨も経験しました。

6年間の山行計画で、一番気をもんだのが、息子の怪我や風邪などの体調管理です。

例年、7月はじめにはそういうことが気になり始め、口うるさい母親と化しました。

そにれ応えてくれた息子をはじめ、理解してくれたお互いの両親家族、みんなのおかげで、

この12回の山行ができたと本当に感謝しています。