仕事の転機の方の相談に乗っていると、
「特にハッキリした理由はないけど、
仕事や働き方を変える」という
こころの声がきこえてくることがあります。
特に、ハッキリした「辞めたい理由」はないのです。
・人間関係は、ほどほどに良い。
・労働時間が、すごく長いわけではない。
・仕事内容が、合わないわけではない。
・やりがいを感じることもある。
・・・という感じ。
「別に、辞めなくてもいいんじゃない？」と言われれば、
「たしかにね。辞める理由なんて、ないよね。」と、
あたまは答えます。
でも、ハッキリと、
「いまの仕事や働き方は、もう、終わりだ。」という感覚が、
自分の中に、湧き上がってきています。
そう、ただただ終わりなのです。
少し名残惜しい気持ちがあったり、
さみしさが湧いていることも、あります。
終わったから、次の、新しい扉を開くこととなります。
それが、ちょっと面倒くさいな・・・という思いもわきます。
「終わり」が見えた時、こころは、なかなか複雑です。
同時に、こころの奥では、はっきりと、「終わり」を感じています。
終わりが見えて、
でも、次の始まりは具体的に見えない、複雑な時期。
とはいえ、次の始まりを示す、”いい感じがする物事”は
ちらほらと見えてきています。
ひととの出会いであったり、いい感じの湧く場であったり、
興味をひきつけられるテーマだったり。
この時期は、
・先の展望を考えず
・終わりの感覚を受けとめながら
・新しく芽生えて来ている”いい感じ”に素直に進む
ことです。
そうやって過ごしていると、
次が見えてきて、決まってきます。
無理に決めるのではなく、決まってくるのです。
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