こんにちはわんわん




世界の 主要な宗教では・・・

人間は “大きな罪を 背負って 生きている”・・・などという

大変に ”厳しい思想” が その根底に あるようです。雷





その代表的なものには・・・

あの ”旧約聖書” に 登場する・・・

人間の ”原罪” というものがあります。

これは キリスト教や イスラム教での 聖典でもある・・・

”旧約聖書” での ”創世記” に 記されている内容です。本






今回の記事では 2012年6月に このブログで書きました・・・

”旧約聖書での 原罪とは?” という記事の内容を 再び ご紹介します。ひらめき電球






”旧約聖書 創世記” での 要約です。本

 



神は ”楽園” に・・・

人(アダムとイヴ)を 置き・・・ 

”あらゆるものを 食べて良い” と 命じたが・・・

”善悪” を 知るという・・・

”知識の木の実(りんご)” だけは・・・リンゴ   

”取って食べると 死ぬであろう” として 食べることを 禁じた。






しかし ”ヘビ” に そそのかされた イヴが・・・  

”善悪の知識の木の実” を 食べてしまい・・・

イヴに 勧められた アダムも食べた。 

それは イヴ と アダム・・・

それぞれの ”意思” によって 犯された・・・ 

”責任ある罪” であることを意味した。雷






その後 神は・・・

自分の命令に 背いた アダムとイヴに対して・・・ 

”何を行ったのか?” と 問いかけたが・・・






アダムは 神に創られた イヴが 勧めたからとして・・・

神 と イヴに ”責任転嫁” をした。

そして イヴは・・・

ヘビに 騙されたと ”責任転嫁” をした。






この ”神の問いかけ” というものは・・・

神が 人間に 問いかけることで・・・

”罪の自覚” を 促し・・・

”悔い改めの機会” を 与えるものであった。

しかし アダムも イヴも ”責任転嫁” に終始して これに応えなかった。





そして 神は イヴに対しては・・・

”産みの苦しみ” と ”夫からの支配” を・・・

さらに アダムに対しては・・・

地から ”苦しんで食物を取る” ことと ”土にかえる” ことを 預言した。






神は アダムとイヴのために ”皮の着物” を造って アダムとイヴに着せた。

そして 神は・・・ 

人(アダムとイヴ)を 楽園から追放した。(これを ”失楽園” といいます。)







この説話は 宗教・宗派によって その解釈が 様々にあるそうです。

しかし その本質は・・・

”神の命令” に そむいた ”人類” が・・・

”楽園” から ”苦痛の世界” へと 追い出されてしまった という内容です。しょぼん 






しかも 自分たちの ”責任” を 認めず・・・

他者に ”責任を転嫁” したことが 神の怒りを 買ってしまったようです。雷






これが 人類の ”原罪” として 表わされているのですが・・・

つまり 私たちの ”前世” における・・・

”行いの悪さ” を 暗示しているようです。

それで 私たちは ”苦痛の世界” で 生きることになった というわけです。しょぼん







キリスト教では その後 人類の ”原罪” というものを・・・

イエス・キリストが 十字架上で 刑死したことで・・・しにました^q^

”人類の罪が すべて ゆるされた” という 解釈が登場し・・・

”イエスを 信じていれば 救われる” という 教義になりました。(※)

そして その後の 中世のヨーロッパでは・・・

”キリスト教徒であれば 何をやっても許される” という 風潮も現れ・・・

その後 人類は 様々な ”悲劇” も 起こしてきました。ドクロ 








以上が 2012年の記事の ”旧約聖書での原罪” の 主な内容ですが・・・

この説話も 人間が ”なぜ この世界に 生まれて来たのか?” についての・・・

その ”根本的な理由” を 説いているものです。ひらめき電球






つまり 私たちは もともと・・・

この世界に “罪の償い” のために 生きているのであり・・・

それは まさに 生まれながらにして・・・

“苦痛の刑務所” に 入っているも 同然なのかもしれません。目







これは 先日も ご紹介した・・・

古代ギリシャの 哲学者であった ”プラトン” による・・・

”肉体は 魂の牢獄である” という 思想からも 導かれるものです。ガーン(※)



 




私たちが この人生で ”なぜ さまざまなことで 苦しむのか?”・・・

それに ”答えるもの” というのが・・・

以上のような 思想なのかもしれません。ひらめき電球






そうであるのならば・・・

私たちが この人生で ”楽しむこと” というのは・・・

まさに “刑務所生活” を ”楽しむこと” なのであり・・・

それは ”言語道断な行為” であるとも 考えられるのです。ガーン







そして ここで ”ブッダの教え” に 戻れば・・・

私たちが 日常生活で ”快楽” を 得ることも・・・ラブラブ

それは ”苦痛の原因” であると ブッダが 説いていたのも・・・

“刑務所生活” が “快適である” と 考えること自体が・・・

“大きな誤り” であることを 意味していると 考えられるからです。雷







つまり 私たちが 今後もずっと・・・

人生で ”快楽” を 追求することは・・・ラブラブ






それが まさに 自分自身を・・・

”苦痛の刑務所生活” を 続けさせるという・・・

“暴挙” であると 考えられます。目 









人類は 前世から ”重い罪” を 背負ってきており・・・

それを 自分自身の ”責任” を持って・・・

”つぐなう” 必要が あるようです。星


 





来世で ”楽園” に 戻るためにも・・・虹 

自分自身の ”責任” と ”努力” によって・・・

この人生を 生きる必要が あるわけですね。走る人







ブッダの教えも このような 人類が 直面している・・・

“厳しい現実” を ”直視させる” 教えであると 考えられます。ひらめき電球









今後も ブッダの教えが 収録された・・・

原始仏典である “スッタニパータ” を ご紹介してゆきますが・・・

皆様も “人間” としての・・・

”厳しい現実” を  十分に 自覚されながら・・・

スッタニパータを ご研究されてみてください。ニコニコ本















(※) 2012年6月の記事である・・・

   ”旧約聖書での原罪とは?” という記事は こちら星





    また キリスト教における  ”原罪の解釈” を 書きました・・・

    ”キリスト教の 洗礼の意味” という記事は こちらです星





    
    そして プラトンの思想を 書きました・・・

    ”肉体は 魂の牢獄である” という記事は こちら星




    

   さらに プラトンの思想から 導かれた・・・

   ”私たちは 囚人なのか?” という記事は こちらからどうぞ星