Perfume ドキュメント 今 世界へ | 台北だより

Perfume ドキュメント 今 世界へ

MJ presents Perfume ドキュメント 今 世界へのNHKワールド(海外放送)での放映はこれからですが、YouTubeに上がっているのを台北ライブの時に知り合った方が教えてくださり、一足早く(日本よりは一足遅いけど)見ることが出来ました。

番組を見てちょっと驚いたのが、番組の1/3弱の時間を費やして台湾のPerfumeファンを追いかけてたこと。まるでPerfumeファンの密着ドキュメントのようでしたが、この番組に登場した3人のファンのうち2人はこれまでに何度か会っている人だったので余計に興味深いものがありました。

まずは警察官の施さんですが、彼は私が初めて会った台湾のPerfumeファンです。彼はこのブログを読んでくれていて、コメントをくれたのがきっかけです。
施さんは本当に親切で、オフ会にも何度か誘ってくれて、おかげで多くの台湾のPerfumeファンと知り合えることが出来ました。とても感謝しています。
初めて会った時にお巡りさんであることを聞いて知っていて、さすがにそれはブログには書かない方が良いだろうと思っていたのですが、いやはやこうも大々的にテレビに出てしまったとは…(それも実名で)。
確か本人は職場には内緒だと言っていたハズですが、元々台湾では放送予定の無かった日本の番組だから平気と思ったのでしょうか、オイオイ大丈夫か!?と人ごとながら心配をしてしまいましたw
ちなみに番組では、施さんは新竹市に勤務していることになってましたが、これは台北市のお隣の新北市の誤りでしょう。

施さんが Computer cityの歌詞について語っている時に見ていたPC画面は、これまた台湾のPerfumeファンブロガーperfumefctwさんのページです。perfumefctwさんはPerfumeの歌詞を中国語に翻訳してブログに掲載したり、映像に中国語字幕を付けたりといった活動をしています。日本語が分からない施さんのような台湾ファンでも歌詞の意味が理解出来るのは、perfumefctwさんの力によるところが大きいのだと思います。

次に女子高生の鄭さんですが、彼女とは沖縄で行われたJPNツアー打ち上げ公演!海パーン!!!の行き帰りで一緒でした。その後もファンの集まりに顔を出した私を見つける度に、お父さんくらいの歳のおっさんなのにも関わらず、「○○(私の本名)さーん!」と声をかけてくれるとてもいい子です。
しかし鄭さんが Perfumeのために定時制高校に通っていたとは、番組を見るまで知りませんでした。そこまでしてPerfumeが好きだったとは… 頭の下がる想いです。
日本の大学に行きたいと語っていましたが、彼女もまたDream Fighterなのですね。ぜひその夢を叶えてほしいと、心からそう願います。
ちなみに番組で語られていた、"日本行きを反対されて3日間家に帰らなかった"、とは本人は言っていないのだとか。
通訳が上手くされなかったのか、はたまた番組演出上勝手に付け加えられたかのは分かりませんが、後者だとしたらちょっと問題がありますね。

さて、番組内に自分を捜しましたが、松山空港、"決起集会"(前夜祭)にほんのちらりと姿が映っているだけでした。
私はほとんど分からないレベルでしたが、"決起集会"では何と私が通訳にと無理に連れて行った会社の台湾人の女の子がアップで写っていましたw

ところでこの"決起集会"は、実はNHKが番組の素材にするために急遽開かれたものであって、"決起集会"を聞きつけたNHKが取材に訪れたという訳ではないそうです。
NHKは事前にサプライズを知っていた故に、ライブ後の楽屋の様子をしっかりと納めることが出来た訳ですが、"決起集会"からの流れのシナリオを予め作っていたということになりますね。
番組作りというのはこういうものなのでしょう。

"決起集会"の時に、NHKのディレクターにどうやって台湾ファンに接触したのか聞いてみました。
台湾ファンについてアミューズに問い合わせをしたところ、「こんな動画がネットに上がっているよ」ということを教えてもらい、そこから辿っていったのだとか。
当然でしょうけれども、アミューズもネットで海外の反応をちゃんとチェックしているのですね。

ライブの翌日に行われた、台北でのMeet & Greet の様子が流れるのかと思ったのですが、ありませんでした。恐らく参加者がその前に出てきたファンと結構かぶるので、使われなかったのでしょう。
番組のエンディングで、ちらっと Meet & Greet の場で かしゆかにハグされている女の子が映りますが、彼女はJPN追加公演の武道館最終日にチケットが無いまま日本に行って、結局チケットが手に入らず音漏れを聞いていたことを話したところ、ありがとうとハグされたんだそうです。ちょっといい話なので、ここは見たかったなあ。

余り素直なことを書きませんでしたが、Perfume本人達の舞台裏をカメラが捉えているのはやはり素晴らしいの一言でした。