海外遠征6(沖縄) | 台北だより

海外遠征6(沖縄)

先週の5/26、キリンチューハイ氷結Presents Perfume 3rd tour 「JPN」打ち上げ公演 !海ぱーん!!!に行ってきました。
今年6回目の海外遠征にして、最後となる今回の遠征先は沖縄。
今ツアーで最も近いライブです。

いつものように、行天宮前から朝5時45分発の台北桃園空港行きバスに乗って、35分ほどで空港に到着。福岡遠征時とは違ってチェックインカウンター、イミグレ共に空いていて、搭乗開始の1時間10分も前に出国してしまいました。

搭乗開始の少し前に、今回のチケットを譲ってくれた台湾のPerfumeファン Sさんがやってきて、日本語が堪能なHさんを紹介してくれました。
HさんのPerfume初ライブは自分と同じ08年の日本武道館2日目。今回の武道館追加公演は4日間とも参加したというから驚きです。

Sさんの友人達7人と記念撮影して、8:15発の那覇行きCI120便に搭乗しました。
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台北から那覇便に乗るのは昨年のワンオク対番(ナムラホール)の時に次いで2度目です。
国際線ですが、飛行時間は僅かに1時間10分ほど。時間的には国内線感覚です。
それでも機内食が出ます。
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定刻通り10:45に那覇空港に到着。お天気は曇り。
飛行時間が短くて、ちょっと物足りない感がありました。

ガラガラの日本人用入国ゲートを抜けて、税関検査を受けます。
検査官は若い男性。
(検査官)台湾に住んでるんですね。沖縄に来た目的は何ですか。
(私)観光です(←2日目は観光するからウソでは無い)
(検)どの辺を回られるんですかねぇ(←何で "ねぇ")
(私)(めんどくさいなあ)実は今日、宜野湾でPerfumeのコンサートがあるんで、
   それを見にきたんですよ。
(検)コンサートのチケットを見せて貰えますか。見たことないんで(←興味無いくせに)
おっさんがPerfumeのコンサート?、それも台湾から?と怪しまれたのかもしれません。
そんな訳で、バッグからP.T.A.チケットホルダーを取り出すハメに。
検査官は無表情でチケットを見て、「行っていいですよ」。

この前の新千歳空港といい、これだから地方空港は面倒です。お仕事大変だとは思うけど。

平屋(一部二階建て)のこじんまりとした国際線ターミナルビルを出て、まずは ゆいレールでホテルに向かいます。車内にはそこかしこにPerfumeグッズを身につけた人達が。
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ホテルに荷物を預け、ライブ仲間と落ち合って昼食。
国際通り入口近くの「まんじゅまい」というお店の「まんじゅまい定食」をいただきました。
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那覇バスターミナルから32番のバスで宜野湾海浜公園へ向かいます。
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表示器の下に何やら黄色い紙が。
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不安定とは一体… いっそのこと表示しなければいいのに。

バスの乗客は案の定Perfumeのライブに向かう人ばかり。
バスターミナルで出会った茨城からのPerfumeファンと話しをしながら、特に渋滞もなく14時にコンベンションセンターバス停に到着。
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物販の長蛇の列を見ながら、見知った顔に挨拶したりして、やって参りました宜野湾海浜公園野外劇場。
会場ではリハーサルをやっていて、三人の生声まで聞こえてきました。
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劇場の裏手はビーチになっていて海水浴が出来ます。
靴を脱いで海に入ってみました。
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ビーチの入口にはこんな看板が。
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思いっ切りネタバレ。

劇場入口前に戻り、アメブロ界隈の方々といつものように歓談後、入場列に並びます。
今回は整理番号順の入場で、自分の整理番号はBブロックの1200番代。
結構適当なんじゃないかと思っていたら、かなり厳格に整列が行われて少々驚きました。
しかし入場口に行くと、高速道路の料金所よろしく列が横に拡がってバラバラになり、細かい順番はどうでも良くなっちゃったケド。

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確保できた座席は、ステージ下手 かしゆかサイドの17列目の通路側。
隣に座った人達が中国語で会話していたので、どこから来たか聞いてみると、偶然にも台湾から来た人たちでした。その4人はそろいの台湾Perfumeタオルを持っていて、MCの時アピールするというので、もしいじられたら自分も仲間に入れてくれと頼んでおきました(そんなことにはならなかったケド)。

さて、ライブツアーの大団円にして初の沖縄ワンマン、そして初の野外ライブとなった本公演は、これまでにない熱気に包まれてスタートしました。
これまでの各地のライブに参加してきたファンが一堂に会した感があり、その一体感たるや驚くべきものがあります。果たして地元沖縄の人はどれくらいいるのだろうか?と思ったのですが、思っていた以上にたくさんいて何だかホッとしました。

機材輸送の関係からでしょう、舞台装置も無く非常にシンプルになった本公演は、これまでのJPNツアーとは別モノと言ってよいもので、レーザーや照明といった演出がない分、3人のダンスが際立って見えます。
フェスの時のように視界を遮られることもなく、ステージを見下ろすように3人の動き全体が見えたことも手伝って、今更ながら改めてPerfumeのダンスの素晴らしさというものを感じました。
思えば、今回のようなステージは、自分にとってのPerfumeライブの理想形だと言えるでしょう。

アンコールで登場した3人の衣装は、ツアーグッズのTシャツ姿。さすがにそのままではなくアレンジされていましたが、ゲームツアー以前のライブやファンクラブトゥアーの時のようです。ファンと一緒に回ってきたツアーという意味が込められているみたいで、親近感がわきました。

そしてすべての演目が終わると舞台が暗くなって、花火が打ち上がりました。
看板を見て知ってしまったあとでしたが、こんなに本格的で凄いとは思ってもいませんでした。
中々終わらず、あとで聞いたらその数200発! 下手な海水浴場の花火大会なんて目でも無いくらいで、あ~ちゃんならずとも、いったい幾らかかったのか心配になります。
打ち上がる花火を見ながら、これでツアーも終わりだなあと、夏が終わる時のような物寂しい気持ちになりました。

しかし、3人には花火のことが伏せられていたとは…
そりゃあ、のっちだって泣くでしょう。
最後の最後、泣きじゃくって立てない あ~ちゃんに向かって思わず名前を叫んでしまいました。


ライブのあとはアメブロのオフ会に参加。
会場まで大型バスでの移動です。補助席まで使っていっぱいとは凄い。
沖縄までやってくるようなPerfume好きしか乗っていないという夢のような(?)バスで、実に楽しかったです。
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オフ会といえば、アメブロをやっていなかった私が初めて参加したオフ会は、ちょうど一年前の沖縄ナムラホールの後に行われたものでした。
ライブ前に知り合った方に誘われて飛び入り参加をしたのですが、それをきっかけにアメブロを始めたという訳で、いわば原点に戻って来た感じです。
オフ会では色々な方と話をさせてもらい、最後には海外からの参加ということで紹介までされてしまいました。
このような大人数のオフ会を仕切った幹事さんに、改めてお礼を言いたいと思います。

翌日はライブ仲間2人とレンタカーで沖縄南部を巡りました。
斎場御嶽ではそこかしこにPerfume Tを着た御同輩が。
立ち寄った知念岬では昨日のライブに参加した人に声を掛けられ、岬の突端で1時間もPerfume談義に花を咲かせてしまいました。
そんな間にもPerfumeTを着た人がやって来て、Perfumeファンしかいない岬という実に不思議な空間が出現していました。

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ニライカナイ橋、平和祈念公園を回って那覇空港に戻ります。
帰りの便は19:35発。出国審査を通るとすぐ搭乗待合室で、そこでHさんと再会しました。
Hさんの手には丸められたポスターのようなものがありました。聞くと、昨日のライブ会場に貼ってあったポスターをスタッフに欲しいと言ってもらってきたのだとか。
そんな訳で、会場のポスターは今 台湾にあります。台湾ファン恐るべし。

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搭乗待合室。真ん中の柱の後ろに見えるのがイミグレ。

後からやってきた台湾のPerfumeファンは、何と昨年の Cars2ワールドプレミヤのレッド(?)カーペットで映った人でした。今、L.A.に留学中でワールドプレミヤは現地から見に行ったとのこと。Perfumeの沖縄公演に合わせて一時帰国をしたのだそうで、同じ海外遠征組とはいえ、アメリカからとはその熱意には頭が下がります。

時差のお陰で20時過ぎに台北桃園空港に到着。
手荷物受取所で荷物を待つHさん達と再び会い話をしていると、Hさんも、L.A.の彼も、何と氷結を30缶もトランクにいれて運んできたというではありませんか。
出てきたトランクをさして、中身はみんな氷結と笑ってました。

Hさん達とは、また次のライブで会いましょうといって別れました。

こうして、2月から6回に及んだ海外遠征も幕を閉じました。
お陰で日本に行くのがすっかり苦では無くなりました。でもライブが終わってしまったので、日本に行くことも当分のあいだ無さそうです。