「The Dark Side of the Moon (狂気)」 のプロト・タイプを披露しつつ行われた,1972年のツアー.

 3月には,前年に引続き,2度目の来日を果たしたピンク・フロイドは,一旦英国に戻り,その後,4月14日米国フロリダ州はタンパのフォート・ホーマー・へスタリー・アーモリー・オーディトリウム公演を皮切りに北米ツアーを開始します.

 本音源は,4月14日~ 5月4日まで行われた第一次北米ツアーから,ツアー終盤に当たる 5月2日ニュー・ヨーク州はニュー・ヨークのカーネギー・ホール公演をオーディエンスで収録したものです.

 1972年のセット・リストは,フェスティバル等,特別な数公演を除いて,第一部に「The Dark Side of the Moon (狂気)」 のプロト・タイプを,ブレイクを挟んだ第二部には往年の曲を演奏しており,このカーネギー・ホール公演も同様のセット・リストで演奏していますが,本CDに収録されているのは,第二部のみとなっていますが,この日は,第一部の音源は存在しないのでしょう.

 リアル・ステレオで収録されている点も驚きなのですが,曲中のオーディエンス・ノイズも無く,音像が割と近く,音質的にも非常に優れています.しかも第二部完全収録.

 これは素晴らしい!

 メーカー情報では
 『年内最後のピンク・フロイドに新発掘音源が登場!! 2015年のフロイド最終作はレーベルが独自入手した驚愕の初登場・初音盤化タイトルが有終の美を飾ります!!

 フロイド専門の当 Sigmaレーベルは今年も様々な傑作タイトルでファンに話題を振り撒きました。中でも44年振りに陽の目を見た箱根アフロディーテの新発掘秘蔵リール音源『HAKONE APHRODITE 1971: Remastered & Restored (Sigma 139)』はその筆頭でしたが、その他にもフロイド初のブートレッグLP盤として知られていた70年サンタモニカ公演を、レーベルが独自入手した超極上サウンドの別ソースからリール・トゥ・リールで甦らせた『SANTA MONICA OCTOBER 1970 (Sigma 130)』、また長年親しまれてきた72年・札幌公演のリールマスターを、録音した御本人から直接御提供戴いた現物テープで仕立てた音質極上のダイレクト・トランスファー盤『SAPPORO 1972: Direct Reel Master (Sigma 137)』等、数々のタイトルでファンを賑わせました。
 そしてその一方で目立ったのが『CHICAGO 1973 (Sigma 132)』や『DORTMUND 1981 3RD NIGHT (Sigma 134)』に代表されるレーベル初登場・ブートレッグ初音盤化タイトルの存在です。つい先月も75年6月9日のランドーバー公演をレーベル独自入手の極上秘蔵ソースを使って世界初音盤化した『DEFINITIVE LANDOVER 1975 (Sigma 142)』がリリースされ、ファンに大きな衝撃を与えたのはまだ記憶に新しいところです。

 そんな折、先日当レーベルはまたもやレーベル初登場・初音盤化となる秘蔵音源を入手致しました。これは1972年5月2日、米国ニューヨークはカーネギーホールでの録音で、今までは非常に音質の悪いモノラル音源として知られていた音源です。しかし今回当 Sigmaが入手したテイクは何とリアル・ステレオ、しかも出回っていた粗悪なモノラル版とは完全に別物(※恐らくこのモノ版の大元マスターと思われます)と言える、超極上音質を誇るショッキングなハイパー・アップグレード版なのです!!ちなみにこの音源は元々ショウの後半・第二部のみしか存在しない音源としても知られており、今回もそのショウ後半部分だけの登場ではあるのですが、しかしその音質は単に音が良いだけの AUD録音とは次元の違う特Aクラスの最強リアル・ステレオ・サウンドなのですから大興奮でしょう! そのうえアンコール待ちの長い幕間やMC、チューニングなど、第二部の全てがその出だしから完全ノーカット収録されており、まさにフロイド2015年を締め括るに相応しいセンセーショナル・タイトルとなっているのです!!

 その衝撃は「One Of These Days」演奏開始前から現れ、まず左チャンネルから「...It's Pink Floyd, Carnegie Hall」、続いて右チャンネルから「...May 2nd 1972」と、恐らく録音者と思われる人物が現場でライブデータを吹き込んでいる様子がステレオで出てきます。これによって本録音が間違いなくこの日の演奏とステレオ録音である事が伺えるのですが、演奏が動き出すとその視界良好な抜群のステレオ感が一気に広がり、粒立ちの良い艶のあるギターが音域一杯に拡散してゆく姿やキーボードが鋭く鳴り響く様子など、全ての出音が力強く明瞭に出る充実した響きに圧倒されること確実です。3分37秒付近からのリズムレスなシーンでも各パートから出る音の浮遊感と奥行きが特級の超極上ステレオ・サウンドで飛び出しますし、音楽的な推進力が更に増してゆくシーン(※6分34秒付近~)も音の間近さを伴う非常に鋭いドライヴ感が出ており、これは初めて聴いたら卒倒されるかもしれません。また終曲後には約2分程度のチューニング・シーンが含まれているのですがこれも非常に音が間近で生々しく、71年の箱根アフロディーテで観客の多くがそう感じた様にトーン調整中の混濁した音でさえも曲の一部と思ってしまいそうな音色の艶が息衝いています。

 「ユージン」も充実した格調高い響きを堪能出来る一曲ですが、この日は3分22秒付近~4分39秒にかけてベースが非常に変化に富んだ動きを見せる珍しいシーンが続き、ニックもビートを速めてこれに呼応するといったこの日ならではのアプローチが含まれており、しかもスクリームが始まると同時にパイロの炸裂音も確認出来る事で他日演奏とは随分と違う印象を堪能出来るでしょう。演奏後にはここも約2分強のチューニング・シーンがフル収録されているのですが、このチューニング中の音の余白にある空気感も実音同等の濃密さで出ており生々しさ抜群です。

 「Echoes」も72年のこの時期らしい導入部が身震いするほど質の高い透明サウンドで現れ、肌を縫う麗しい響きでギターが音楽を先導する様子が極上のリアル・ステレオで広がります。またこうしたゆったりした曲だからこそ音像が全くブレず・揺れず、完璧に焦点の合ったサウンドで出ている事も分かり、マスターテープの保存状態の良さも存分に感じ取って戴けるでしょう。ギルモアとリックによるコーラスも出だしからパーフェクトに聴き取れ、歌い終えた歌詞が次々と空間に飛翔する様子がウルトラ級の高解像サウンドで流れてゆきますし、後半でギターが改めて入ってくる部分(※20分33秒~)では他日公演の様にスッと立ち上がるのではなく助走的なアルペジオを入れつつ立ち上がるなど、この日特有のアプローチも眩いほど鮮明なサウンドで現れますのでどうぞ御期待下さい。しかも演奏終了後はそのまま約6分間(!!)ものアンコール待ちをノーカット収録しており、当日の場内の熱狂や歓声は勿論、メンバーがステージに戻ってチューニングを兼ねた音出しをする様子が丸ごとフル尺で聴ける点も大きなトピックです。

 「神秘」はその出だしから霊感に充ちた旋律と音の装飾が潤いに充ちた特上サウンドで染み渡り、キーボードの奇怪な単旋律と歪んだギターが交差する眩しさに魂を抜かれること確実です。ロジャーが叩くクラッシュシンバルとスライド・バーによるギターが呼応して鳴き上がるシーン(※3分07秒~31秒)も凄まじい迫力で、その後の喧騒的なシーンでは各楽器の自由闊達な音の描き出しが鮮やかに浮き出て耳を釘付けにする筈です。後半12分06秒~11秒までの約5秒間ではオルガンの音が突然出なくなるトラブルが発生しているのですが、ここも音が至近距離で出ているだけに機材トラブルというよりは実録ドキュメンタリーの様なイメージが滲み出ており、生々しさ抜群の演奏となっています。

 収録された曲は全て10分超えの大曲ですから本作はトータル70分以上もあるのですが、パッと曲数・クレジットを眺めただけではショウ後半のみの不完全収録というイメージは拭い切れないでしょう。しかしそれを鑑みてもこの類稀な極上リアル・ステレオの音質はそれを補って余りあるものとなっており、もしこの録音にショウ前半パートが存在すれば間違いなく全ての72年音源の頂点に君臨する決定的な音源となっていたに違いありません。たとえ割れていても、形が崩れていても、本当に質の良いコーヒー豆は削られた欠片でさえも鼻をくすぐるほど香ばしいのと全く同じで、記録物としての完全さは欠如していてもこの驚異的なサウンドと聴き応えは打ち震えるほどの深い余韻をその心に刻んでくれるでしょう。
 リリースにあたって一応リマスタリングはしておりますが、収録原音は殆どその必要が無いほど高品位なものでしたから目立った箇所のノイズ除去とピッチ調整程度に留めてあり、ソースが持っている魅力と威力がすがすがしいほどド直球で出るディスクとなっています。店員に声を掛けて戴ければ当店内でも音を流してお聴かせしますので、この週末・そして年越しは是非本タイトルを手に取ってそのリアル・ステレオの威力をお確かめ下さい。まさに身を乗り出して聴いてしまう、フロイド2015年最後の特級初音盤化タイトルです!!』

Carnegie Hall 1972:Stereo Master (Sigma 145)
 
 Live At Carnegie Hall,New York City,NY,USA 02nd May 1972

  1. One Of These Days
  2. Careful With That Axe, Eugene
  3. Echoes
  4. A Saucerful Of Secrets
  TOTAL TIME (72:21)

 One Of These Days 
 
 A Saucerful Of Secrets 
 


 ホCDの初回ナンバー入りステッカー付きに限って,プレス盤のニューヨーク公演の翌々日公演である、5月4日ボストン公演を高音質オーディエンス録音で収録した2枚組ボーナス・ディスク「 Boston Music Hall 1972 (Special Bonus 2CDR) 」が付属しています.ラストの「Blues」は必聴もの.

 メーカー情報では
 『公式リリースを翌年に控えた「狂気」のプロトタイプをライヴ披露、数々の名演によってファンの間でも特に評価の高い1972年第一次北米ツアーの最終日、5月4日ボストン公演を高音質オーディエンス録音で収録。
 過去にSireneよりリリースされ、好評のうちに完売した「BOSTON 1972」(Sirene-068)の音源をリマスター収録。既発に比べて、よりスケールアップした優れたサウンドで収録されています。
 「狂気」の途中で何箇所か音切れする瞬間があるものの、全体的には上々のクオリティです。注目は鮮度の良い実に聴きやすいその音質。On The RunとTimeと聞き進んでいくと感じることはリックのキーボードが大変美しい音で収録されていることに気づかされます。くわえて各楽器のバランスも素晴らしく、気持ち良く、この時期のフロイドの音空間に浸ることができます。前述の音切れは On the Run の 2:22、3:32、Us And Them の 7:07、Brain Damage の 2:53、5:17 にあり、それ以外にも Time の 0:33、3:56 のような劣化による音の揺れも何箇所かあります。
 逆にディスク2の 4曲は、そういった問題がなく、安心して演奏に浸ることができます。とにかく落ち着いた音像であり、One Of These Days、 Eugene のイントロの幽玄なパートなど、大変素晴らしいです。Eugene から Echoes への 4分近いチューニング・タイムもノン・カットで収録。続く30分近い Echoes, そしてアンコールの10分近い Blues は、それまでを上回る大変優れた音質で収録されています。
 Echoesに関しては 2:45 で一瞬の音の揺らぎがあったり、18分~19分台で、やや過剰入力気味な箇所もありますが、全体的にこの録音は見事です。3:28 での珍しいリックの些細なコードミスがあったりするものの演奏は最高潮。ラストの Blues も、本当に信じられないくらいに素晴らしい音質で収録されています!また、全体を通して、観客の声が少なめというのもこの音源の特徴で、ディスク1の音切れのマイナスを差し引いても、ファンは間違いなくコレクションに入れるべきタイトルと思います。この機会にぜひ多くのフロイド・コレクターに接して欲しい優良音源です。

 ★beatleg誌 vol.61(2005年8月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
 巷で話題の1970年代の様々なアーチストのボストン公演を収録した、通称「Joe Maloney Tape」。
 本盤に使用された音源も同音源からのもので、これまで存在すら知られていなかった、1972年5月の第一次北米ツアー最終日のボストン公演が収録されている。
 さて、本公演が「歴史的」と言われる理由として、アンコールに「Blues」が演奏されたということ。1972年第一北米ツアーは、音源が潤沢に流通しているわけではないので、まだ謎が多いのだが、同曲を収録した音源はこれで二つ目となった(もうひとつはデトロイト公演)。
 しかも、演奏中にローディが機材の片付けを始め、遂にはギルモアの独演となった終演するというドラマチックな展開だった、とのレビュー通りの内容も、ここで確認できる。更に、同曲において、ロジャーのベース・ソロが聴ける点も驚愕の新事実として広く認知されるべきだろう。超重要音源。』

Boston Music Hall 1972 (Special Bonus 2CDR)
 
 Live At The Boston Music Hall,Boston,MA,USA 04th May 1972

 Disc 1
 [The Dark Side Of The Moon]
  1. Speak To Me
  2. Breathe
  3. On the Run
  4. Time
  5. Breath (Reprise)
  6. The Great Gig In The Sky
  7. Money
  8. Us And Them
  9. Any Colour You Like
  10. Brain Damage
  11. Eclipse
  TOTAL TIME (48:58)

 Disc 2
  1. One Of These Days
  2. Careful With That Axe, Eugene
  3. Echoes
  4. Blues
  TOTAL TIME (64:23)

 Careful With That Axe, Eugene 
 
 Blues 
 

[参考]

Dark Side of the Moon




1972 Tour Date
 January
  20 The Dome, Brighton, UK (DSOTM Premiere)
  21 Guildhall, Portsmouth, UK
  22 Winter Gardens, Bournemouth, UK
  23 Guildhall, Southampton, England
  27 City Hall, Newcastle-Upon-Tyne, UK
  28 City Hall, Leeds, UK

 February
  03 Lanchester Polytechnic College Arts Festival, Locarno Ballroom, Coventry, UK
  05 Colston Hall, Bristol, UK
  06 ABC Cinema, Plymouth, UK (Cancelled)
  10 De Montfort Hall, Leicester, UK
  11 Free Trade Hall, Manchester, UK
  12 City (Oval) Hall, Sheffield, UK
  13 The Empire Theatre, Liverpool, UK
  17 Rainbow Theatre, Finsbury Park, London, UK (Press Launch Of DSOTM)
  18 Rainbow Theatre, Finsbury Park, London, UK
  19 Rainbow Theatre, Finsbury Park, London, UK
  20 Rainbow Theatre, Finsbury Park, London, UK

 March
  06 Tokyo-To Taiikukan, Tokyo, Japan
  07 Tokyo-To Taiikukan, Tokyo, Japan
  08 Festival Hall, Osaka, Japan
  09 Festival Hall, Osaka, Japan
  10 Dai-Sho-Gun Furitsu Taiikukan, Kyoto, Japan
  11 Kenmin Hall, Yokohama, Japan (Cancelled)
  13 Nakajima Sports Center, Sapporo, Japan
  29 Free Trade Hall, Manchester, UK
  30 Free Trade Hall, Manchester, UK

 April
  14 Fort Homer Hesterly Armory Auditorium, Tampa, FL, USA
  15 Pirates Cove, Pirates World Amusement Park, Dania, Hollywood, FL, USA (Rescheduled To The Sportatorium)
  15 The Sportatorium, Hollywood, FL, USA
  16 Township Auditorium, Columbia, SC, USA
  18 Symphony Hall, Atlanta Memorial Arts Center, Atlanta, GA, USA
  20 The Syria Mosque Theater, Pittsburgh, PA, USA
  21 Lyric Theater, Baltimore, MD, USA
  22 Civic Theater, Akron, OH, USA
  23 Music Hall, Cincinnati, OH, USA
  24 Sports Arena, Toledo, OH, USA (Rescheduled To Cleveland)
  24 Allen Theatre, Cleveland, OH, USA
  26 Ford Auditorium, Detroit, MI, USA
  27 Ford Auditorium, Detroit, MI, USA
  28 The Auditorium Theater, Chicago, IL, USA
  29 Spectrum Theater, Philadelphia, PA, USA
  30 Massey Hall, Toronto, Ontario, Canada (Cancelled)

 May
  01 Carnegie Hall, New York City, NY, USA
  02 Carnegie Hall, New York City, NY, USA
  03 Concert Hall, John F Kennedy Center for Performing Arts, Washington, Washington DC, USA
  04 Music Hall, Boston, MA, USA
  06 Franklin-Marshall College, Lancaster, PA, USA (Cancelled)
  07 Spectrum Theater, Philadelphia, PA, USA (rescheduled to 29 April)
  18 Deutschlandhalle, West Berlin, West Germany
  21 2nd British Rock Meeting, Friesenheimer Grün, Mannheim, West Germany (Rescheduled To Germerscheim)
  21 2nd British Rock Meeting, Insel Grun, Germersheim, West Germany
  22 Amsterdam Rock Circus, Olympisch Stadium, Amsterdam, The Netherlands

 June
  23 Bièvres Festival, Bièvre, France (Cancelled)
  28 The Dome, Brighton, Sussex, UK
  29 The Dome, Brighton, Sussex, UK (Sound Of The City 1964-73, film)

 August
  26 Arena Pop Festival, Arena di Verona, Verona, Italy (Cancelled)

 September
  08 Municipal Auditorium, Austin, TX, USA
  09 Music Hall, Houston, TX, USA
  10 McFarlin Auditorium, Southern Methodist University, Dallas, TX, USA
  11 Community Center Arena, Tuscon, AZ, USA (Rescheduled to 15 September)
  11 Memorial Hall, Kansas City, KS, USA
  12 Civic Center Music Hall, Oklahoma City, OK, USA
  13 Henry Levitt Arena, Wichita, KS, USA
  15 Community Center Arena, Tuscon, AZ, USA
  16 Golden Hall, Community Concourse, San Diego, CA, USA
  17 Big Surf, Tempe, AZ, USA
  19 University of Denver Arena, Denver, CO, USA
  22 Hollywood Bowl, Los Angeles, CA, USA
  23 Santa Clara Fairgrounds, San Jose, CA, USA (Rescheduled To San Francisco)
  23 Winterland Auditorium, San Francisco, CA, USA
  24 Winterland Auditorium, San Francisco, CA, USA
  27 Gardens Arena, Vancouver, BC, Canada
  28 Memorial Coliseum, Portland, OR, USA
  29 Seattle Arena, Seattle, WA, USA (Rescheduled To University Of Washington)
  29 Hec Edmundson Pavilion, University of Washington, Seattle, WA, USA
  30 Vancouver Gardens Arena, Vancouver, BC, Canada (Two Shows)

 October
  21 Empire Pool, Wembley, London, UK

 November
  10 KB Hallen, Copenhagen, Denmark
  11 KB Hallen, Copenhagen, Denmark
  12 Ernst Merck Halle, Hamburg, West Germany
  14 Philipshalle, Dusseldorf, West Germany
  15 Sporthalle, Boblingen, West Germany
  16 Festhalle, Frankfurt, West Germany
  17 Festhalle, Frankfurt, West Germany
  22 Roland Petit Ballet, Salle Valliers, Marseilles, France
  23 Roland Petit Ballet, Salle Valliers, Marseilles, France
  24 Roland Petit Ballet, Salle Valliers, Marseilles, France
  25 Roland Petit Ballet, Salle Valliers, Marseilles, France
  26 Roland Petit Ballet, Salle Valliers, Marseilles, France
  28 Palais des Sports, Toulouse, France
  29 Les Arènas, Parc des Expositions, Poitiers, France

 December
  01 Centre Sportif, Ile des Vannes, Paris, France (RTL Radio, Live Broadcast)
  02 Centre Sportif, Ile des Vannes, Paris, France
  03 Parc des Expositions, Caen, France
  05 Sport Palais Vorst Nationaal, Brussels, Belgium
  07 Palais des Sports, Lille, France
  08 Parc des Expositions, Nancy, France
  09 Hallenstadion, Zurich, Switzerland
  10 Palais des Sports, Lyon, France


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