NHK日曜討論 山本太郎議員発言 全文① | 追憶の骨 (bones)

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音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。


(NHK日曜討論 9月6日)


9月6日日曜討論に出演した山本太郎議員の発言全文です。

■ 官邸に対するゴマすり報道

憲法違反の法案に理解を深めようとすること自体が間違いだと、で、メディアの報道っていう部分にも問題があると思うんですね。例えばNHK、偏向報道と言いますか、官邸に対するごますり報道が酷すぎる。

例えば早稲田大学の水島朝穂先生の情報によりますと、NHKは安保法案に関するアンケート、憲法学者、行政法学者のほとんどが参加する日本広報学会員等に対して6月に行ったんです。その情報を出したのは7月の終わり、ある番組で2分間だけです。

内容ななかなか公表しなかった。回答者数の数は紹介したけれども、パーセンテージは出さない、見た人が割合が分からないようにしているわけですよね。パーセンテージにこれを直すと、違憲だという人たちが89%、合憲だという人が7%なんですよ。なのに出てきたコメンテイターは違憲派が2人、そして合憲派が3人、明らかに偏ってるんです。

これね、本法案の残りの審議すべて中継する気概を見せていただきたい。高校野球は夜7時半まで延長しますよね、6時で切らないでください、お願いします。


(NHK日曜討論 9月6日)


■ アメリカのための戦争法案

国民への説明、そして国会での審議、これすべてすっ飛ばして先にアメリカの議会で安倍総理はこの法案の成立の約束をしてしまっている。そして自衛隊のトップまでアメリカに渡って、この法案は夏までに終わらせると、それだけじゃなくて、グローバルホークの導入まで認めてしまっている。それを可能にするみたいなことを言っちゃってる。

このすべてを見てみたときに、わかる事は「この安保法案は誰のものだ?」っていう事なんですよね。7月16日に衆議院で強行採決した日に、フォーリンポリシーっていう雑誌ありますよね、米国の権威ある外交政策研究機関紙なんですけど、これでスゴイ記事が出てた。

「これはペンタゴンが長年望んでいた事であり、アメリカの防衛関係業者にとっては非常に良いニュースである。アベは2014年から19年の間にアメリカ製のF-22、F-35、グローバルホーク、ドローンなど新しい戦闘機、海軍の戦艦、ドローンの購入を約束した。」と。

国民の命を守るというのはタテマエ、米軍の防衛予算と人員を削った分、日本国の税金と自衛隊で肩代わり、兵器でアメリカの軍事企業に貢献する事をペンタゴンとその業者にとって良いニュースであるという言い方で、ハッキリと報じてるんです。アメリカの、アメリカによる、アメリカのための戦争法案は廃案以外ございません。


(NHK日曜討論 9月6日)

<②につづく>

 「NHK日曜討論 山本太郎議員発言 全文②」