本日、センセーション・トリコロールの授業中にふと思い出したのが。。。
「まじで、映画終わるっての」
という友人の罵声に負け、先日仕事をほったらかして観てきた「天使と悪魔」。
わたし「ダヴィンチ・コード」も観てない・読んでない。
予習しろと買わされた「天使と悪魔(上)」もバタバタしていて数ぺージしか読んでないんですが^^;
でも、単純に「おもしろかった」。
原作を読んでいる友人は色々ぶーぶー言ってましたが、いいんです。トム・ハンクス嫌いのわたしですが、エンターティメントとして楽しめたから。
で。
映画ではもう話は単純。
ローマ法王が崩御し、後継者とされる枢機卿4人が「イルミナティ」という実存した秘密結社の名で次々殺されて行く。トム・ハンクスは「宗教象徴学者」の役どころで、四元素の暗号の謎を解き、犯人に迫る・・。
原作と対比するとかなり薄い内容になっているようですが。(わたしの説明がまた単純・・)
キリスト教には「異端審問」の歴史があり、自らを「正道」とするならキリスト教に背くものには「異端」という刻印を記す歴史がありました。
かの有名な魔女裁判なんてその極みですね。
あんなこと何百年もやっていた時点でもうありえないのですが。
映画でもガリレオの「地動説」が描かれていましたが、ようするに
「神が地球を、人間を創った」
コレに背けば、「異端」なのです。。あ~怖い。
日本人には理解しがたいほど、教会の「絶対的権力」ってすごかったわけです。
イルミナティは映画ではほとんど説明がないのですが、もともとは、
王権や教会権力の否定
をスローガンとして掲げていた結社です。
かのゲーテも在籍していたという説もありますが、絶対的な権力の影で多くの秘密結社が生まれ、消えて行きました。
ま、たいていカルト教団化し自滅しているんですけど^^;
そんな中で、秘密結社とはやや趣が違うものの、「神智学協会」というものが誕生いたします。
トリコロールボトルの象徴名は、この「神智学」から来ています^^
「近代オカルティズムの母」ブラヴァッキー夫人に代表されるように、オカルティズムで名を馳せる「神智学協会」ですが、
権力=キリスト教
という図式に逆らうかのように、実は、
キリスト教圏における、非キリスト教圏への植民地支配を改善しよう。
という、政治スローガンがあったりもします。
実際にインド独立の父・マハトマ・ガンジーは19歳の時のイギリス留学中に、神智学協会のメンバーに、
「バガヴァット・ギーター(ヒンドゥーの聖典)を原典で読もう」
と誘われ、はじめて自国インドの精神哲学の偉大さを知ります。
それまでキリスト教宣教師の言う、
「ヒンドゥー教は迷信だらけ」
という言葉を信じていたガンジーが、自国の精神哲学の偉大さに目覚めたきっかけです。
宣教師はあなどれません。海を越え山を越え、洗礼を与える・・と言うか洗脳していくわけですから。
ブラヴァッキーもインド支部を出していますし(それはたぶん、エルモリヤやクツミに会うためだけじゃなく、インド独立運動も関わっていたかと)、神智学協会の中枢メンバーアニー・ぺザント博士はインド国民会議派の議長として選ばれ、インド独立運動の指導に当たっています。
ネルーも一時「神智学」を学んでいたそうですし、神智学協会は、イギリス植民地とされ自国のアイデンティティを見失いかけていたインド有識層に、「インド」というものを逆輸入したわけですね。
ようするに「キリスト教」に対する「マイノリティー」側に立ったのが、
「神智学協会」や「人智学協会」
だったんですね~。
「天使と悪魔」
では、その背景が垣間見えます。
国家権力と宗教が結びつくとロクなことになりません。
権力と保守性が結びついてもロクなことになりませんね・・
しかもそれが歴史を持ってしまうと、ある意味、よりオカルティックになってしまうのは何故でしょう。
そんな「神智学」、センセーション・トリコロールのみならずオーラソーマには多大な影響を与えております。
「カタリ派」「エッセネ派」「グノーシス派」や「マスター」達など、意味不明な用語が並ぶ「オーラソーマ」の象徴名。
一見ごった煮なボトル達の名前は「神智学」というフィルターを通すと、
「なるほどねぇ~」
と繋がります。
「天使と悪魔」は、トム・ハンクスの職業が「宗教象徴学者」であるという時点ですでにツボですが、「象徴」の持つ意味の多様性は本当にロマン溢れるものですね~^^
もちろん、カラーセラピーのボトル名・色の象徴にも同じようにロマンが隠れておりますよ☆
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