2014年8月10日~15日 オコジョに出会った!槍ヶ岳その2 槍ヶ岳登頂
【 8/13 槍ヶ岳登頂 】
朝。もうヘッデンを付けて登っていらっしゃいます。ご来光狙いでしょうか。
手前は山荘に併設の東京慈恵会医科大学山岳診療所。
この日、私は軽い高山病になってしまいました。
昨年常念山脈縦走をして、常念岳に登った際も高山病になってしまったため
今回は水分をたくさんとり、トイレにも頻繁に行き、できるだけ疲労しないような
無理のない日程で臨んだつもりだったのですが・・・
軽い頭痛、そして吐き気が襲ってきます。
せっかく天気もいいのに。槍ヶ岳登頂は断念しなければならないのかしら・・・
高山病の治療薬は唯一、高度を下げること。
下山は残念だけど、この時はとにかく気分が悪かったので
一刻も早く槍沢に帰りたかったのでした。
パンが焼きあがると放送が流れるんですが、それから行ったのではもう手遅れ。
我々が泊まったお盆真っ只中は、もう30分も前からみなさん待っていらっしゃいます。
焼きたてパンが売り切れだったので、ホットココアを飲みます。
パンなら食べられそうだったけど、仕方ありません。
頭を抱える私を見て、小屋の人が心配してくれました。ありがとうございます。
翌日小屋を離れるまで、気にかけていただきました。感謝感謝です。
とりあえず元気いっぱいなハ氏だけでも登頂して、写真を撮ってきてもらおうとカメラを託します。
朝ごはんを食べられない人は、折り詰めを持ってきてもらえます。
おかずとごはんを自分で折り詰めに詰めて、お弁当に。
ハ氏は前日の夜ごはんを食べすぎたせいか、朝食はいらないとのことだったので
せっかくだから彼の分もお弁当にさせてもらいました。
槍ヶ岳山荘の朝ごはん。ほうれん草とジャコのおひたし、うまい。
食堂でお隣になったご夫婦が、酸素ボンベを貸してくれました。
同じ関西の方で、話しかけていただいて、助けていただきました。ありがとうございます。
アルプスで話しかけてくれるのは、関西人が多いです。うれしい。
すこし食べたら、回復してきたのでちょっと外へ。
「ハーピン・ジョーを探せ!」のコーナー!
この写真のどこかに、ハーピン・ジョーがいます。
さあ、ヒマを持て余しているあなたも、忙しくてサラッと読み流しているあなたも!
探してみてください。
ヒント:水色のヤッケに赤ヘル
えー?わかるわけねーだろって?
じゃあ2つ目のヒント。
ヒント2:最終梯子のところをよく探してみろって
どう・・・?
わかっちゃった・・・?
はい、それでは正解です!!
正解した方には、なにかステキな物を送っておくような気がします。
お楽しみに!
手前、西鎌尾根から双六岳方面。
三俣蓮華、雲ノ平方面は黒部の山賊(伊藤正一:著)の舞台となった場所。
読んだらちょっと怖くなっちゃったけど、来年ぜったい行く!
「オーイ、オーイ」と呼ばれたら「ヤッホー、ヤッホー」と返事しないといけないんですって・・・
ハ氏が下りてきたところで体調が回復してきた私と合流。
もう一度いっしょに登ってくれましたので、ハ氏は槍登頂2連投となりました。
では、まず1投目ご覧下さい。
(写真:ハーピン・ジョーと、親切な山の先輩)
笠ヶ岳。下に宿泊している槍ヶ岳山荘が見えます。
西鎌尾根から双六、鷲羽、水晶、薬師岳方面。
途中から一緒になったベテランの方が、今日は山々がとても良く見えるとおっしゃっていたそうです。
では、2投目ご覧下さい。
ここからは、山頂までの行程を詳しく見ていきましょう。
「♪アルプス一万尺、小槍のうーえで」
の歌でおなじみの、小槍です。私、子ヤギだと思ってました。
おや・・・?
よくみると、誰かいる・・・?
そういえば小屋に、「小槍クライミング講習会」のチラシが貼ってありました。
足場も意外とあります。
まあそりゃあね、高度感ありますよ。槍ですから。
思った以上にヘルメット率が高かった槍ヶ岳。
確かにガレてるので、落石の危険はかなりあるなあと思いました。
真ん中に足場として鉄杭が打ってあります。
上りと下りでルートが分かれています。途中で合流します。
燕岳もみえます
じゃあ、名残惜しいですが、下山します
そんなに怖いことはありません
なぜか後続も彼にしたがっております。
あのー、ガイドさんじゃないんですよ・・・
でも、・・・っぽい。
ここ、ちょっと狭い
もうすぐ平坦なところに到達ですが、こういうところで事故は発生するのです。
・・・と申しております。
オコジョ、次に出てきますから!
ひっぱるなあ・・・すいません。
つづく