2011年4月30日 雨と雷の伊吹山 その1 | ハーピン・ジョーの山フォト日記

ハーピン・ジョーの山フォト日記

HARPIN’JOEの山登り写真です。
photo by tiny

山行記
2011年
4月30日(土)
伊吹山


百名山であり花の名山でもある伊吹山(1377m)に登らせて頂く。
昨年は6月に登った。今回は4月で、花の最盛期からは外れてはいるが、ハードな急登・急坂も多く、標高差も1000メートル以上、歩行距離も結構あるので信州アルプス登山のトレーニングにも良い山。
なにしろ、その山容、山道、眺望がとてもとても素晴らしいのです。

僕たち(僕たちとは、僕と相方の事です)の少ない経験の中でですが、関西で最もハードな山と言えば、兵庫県但馬にある氷ノ山、鈴鹿山脈の御在所岳(御在所山)、そしてこの伊吹山。


ところで山の名を読む時、例えば、生駒山を、"いこまさん"又は"いこまやま"というふうに、『山』を「やま」か「さん」と読む。正式にどちらなのかは、その山によって違ってくるようだ。
伊吹山は正式には"いぶきやま"だが、"いぶきさん"と呼ぶ場合もある。
恐らく、田中さんのように"○○さん"の"さん"と掛けている意味合いでの愛称的な呼び方もあるのではないかな。

それから、音読みか訓読みかといった違い。
信州の北アルプスに「白馬岳」がある。「白馬スキー場」の場合は「はくば」と読むが、「白馬岳」の場合は「しろうまだけ」と読む。
しかし、「白馬山荘」は「はくばさんそう」。
同じ北アルプスに「燕岳」がある。「つばめだけ」ではない。「つばくろだけ」と読む。だが山頂にある山小屋「燕山荘」は「えんざんそう」と読む。

あまり関係ないが、野口五郎岳という山がある。歌手でギタリストの野口五郎の芸名の由来だそうだ。

燕岳か…。一度行ってみたいなあ。
穂高岳…。槍ヶ岳…。
テント泊で縦走…。
今はまだ地図上で想いを馳せるばかり…。いずれ必ず…。

おっと、いかんいかん、早く書き上げないと。


△△△

@4:00 起床

@5:00 出発
コンビニで朝飯を買う。

市内を抜け、名神から京都~滋賀方面へ。


@6:15
草津SAにて小休止。寒い!
6:39 再出発

日野を過ぎた辺りで伊吹山が姿を現す。雄大な山容。美しい山肌。


@7:25
米原ICを降りて伊吹山の麓へ。


@7:44
駐車場到着
山に行くと地元民間の方々が自宅の広い庭を駐車場にしていたりする。皆さん優しい方が多く、山道状況や天候や花の情報なんかを教えてくれる。
ここのオジサンも穏やかで気の良い方だ。


@8:00
駐車場出発

登山口横の三宮神社にて参拝。

@8:15
三宮神社登山口(およそ220m)より入山


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いざ出発!スキー場だったころの名残がそこかしこにあります。



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ここから登ります。



1合目を抜けるまで樹林帯となる。多少岩ガレた部分もあるが歩きやすい。だが前々日くらい前に降った雨の影響でぬかるんでいる。
登り始めが一番しんどい。ゆっくりゆっくり歩く。


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@8:46
1合目(420m)
ここから元スキー場だった草原の傾斜が3合目まで続く。
ここに自販機とトイレ、休憩所あり。
2合目手前までキツい傾斜を登りつめる。言ってみればここが最初の難所だ。しかし後ろを振り返ると琵琶湖が望め、清々しい絶景が広がる。



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今回も看板はかかさず撮りますよー。



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一合目に設置されたトイレ。とってもきれいです。

ありがとうございます。



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ん?



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見てる!



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@9:09
2合目(580m)
ここでまた少し樹林帯に。
岩ガレた道をエッチラオッチラ進むと途中で視界が開け、市街地や琵琶湖が一望。
樹林帯を抜けると3合目まであと少し。


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二合目。



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あいかわらずよい眺めです。




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今年はちょっと早かったからか、あまりお花はなかったけど

スミレは咲いてました。



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ここで、大昔蹴鞠がおこなわれたそうな。

去年なかった解説板が設置されてました。



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ヤマエンゴサク。



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まだ桜が咲いてます。



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カタクリ。

道端に咲くので、どうしても踏まれたりしてポキポキ折れてました。

もったいない~


@9:40
3合目(720m)

小休止。
ここはピステジャポンと呼ばれる伊吹高原・花畑の地帯。元スキー場。トイレあり。
素晴らしい景観。風が爽やか。いやちょっと肌寒いくらいか。
伊吹山はこの後、急傾斜になりドーンと山頂まで続く。その姿が3合目まで来るとドンドン迫ってくる。

昨年には無かったが、1合目の途中からチラホラと立て看板がある。「この上に○○地蔵があります」とか、「ここは蹴場跡地です」など。
それからゴンドラ跡となっていた土台の撤去作業や新たな施設工事などがどんどん進んでいるようだ。
因みにゴンドラの一部は夏を中心に期間限定で営業している時もあり、3合目にある廃墟のような伊吹ホテルも期間限定でレストハウス(休憩所)として営業している。
3合目の奥にあったゴンドラの土台が近代遺産的な荒廃とした趣が良かったが、撤去されて無くなっていた。景観は良くなるのだが相方も僕も趣向的には残念。



※今回3合目のトイレは開いていたが、時折故障していたり(女子トイレが故障していた事が昨年あったらしい)、故障中と張り紙をしてシャッターを閉めて完全に閉鎖している事もある。


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三合目。


10:01 再出発

岩ガレたちょっとした樹林帯もある山道を進む。ここから先は、山頂の山小屋や施設以外、日を遮るものが一切無くなる。
伊吹山は帽子、サングラスは必携だ。


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さあ、いよいよいくぞ~


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雪でなぎ倒されたんだと思う。



@10:08
4合目(800m)


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ゴンドラ跡は撤去されてました。ちょっと残念。



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@10:20
5合目(880m)
小休止

自販機あり。幾つかベンチもあり。夏は期間限定でお茶屋が営業されている事もあるそうだ。
ドーン!と目前に、ちょっと大げさな表現だが壁のように伊吹山が構える。ここからが本番。ジグザグに山頂までたっぷり続くこの急傾斜を登り詰める。

だがやはり一番しんどいのは3合目までの登り。あの1合目から2合目の元スキー場の傾斜が登りも下りも最もハード。


普段ちょくちょく体を鍛えるようにしているので昨年より楽に感じる。膝痛もほぼ無い。呼吸もそう荒くはない。ストックも使っていない。

登山には必ずストック(トレッキングポール、ボッコ)を持っていってるが、最近は殆ど使わなくてよくなった。
しかしストックはあった方が断然良い。足腰の負傷や疲労時はもちろん、緊急時など、色々と使えるからだ。山で無理は絶対禁物。僕もしんどい時はどんどん使わせてもらいます。


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五合目。



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ヤマネコノメソウ。




つづきます。



お花の名前はこちらを参考にさせていただきました。

伊吹山花紀行

http://www.geocities.jp/ibukiyama2005/