2011年2月12日 金剛山 馬の背&霧氷 その1 | ハーピン・ジョーの山フォト日記

ハーピン・ジョーの山フォト日記

HARPIN’JOEの山登り写真です。
photo by tiny

昨年登った金剛山に、霧氷(樹氷)を見に行く。今年は例年に比べ市内でも雪が降るほどの寒さ。
金剛山にしょっちゅう登っておられるハープ教室の生徒Tさんに情報を訊き、今回は馬の背ルートと決めた。初の雪山登山、さてさてどんなものやら楽しみである。


@4:30 起床


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前日、大阪市内もめずらしく雪が積もりました。

私が市内に移り住んで7~8年経ちますが、雪が積もったのは初めてです。

ちょっとうれしい。



@5:30 自宅出発
まだ真っ暗な早朝。金剛山付近は凍結やらで危ないので電車で行く事とする。


@5:41
阪堺電車(ちんちん電車)松虫駅より帝塚山まで。
帝塚山よりちょっと歩いて南海高野線帝塚山駅へ。

@6:00
南海高野線帝塚山駅より堺東駅へ

@6:12
堺東駅より急行に乗り換え。

@6:27
河内長野駅着
バス停でストレッチなどしながらバスを待つ。
登山者が見る見るうちにどんどんゾロゾロとやってきた。登山ブームの昨今だが、若い人は殆どいない。大半が年輩のベテラン方。如何にも"毎日登山"をやっているような、おじさんおばさんも沢山いらっしゃる。
その中には服装も装備も超軽装の方もちらほら。もう知り尽くしているんでしょう。


@7:15
南海バス出発。

登山者で溢れかえる車内。殆どが年輩者。しかしここにいるおじさん、おばさんはその辺のナウでヤングな若者たちより体力も気力も相当なものであるに違いない。
事実、どこの山に行っても50代から60代、中には70代!の方々の歩くそのスピード!本当に手馴れたもので、僕や相方はいつもどんどん抜かされていってしまってますからね。



@7:56
金剛山ロープウェイ前到着
(標高およそ650m)


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南海バス金剛ロープウェイ前バス停。

簡易トイレがずらりと並んでいます。きれいです。ありがたいです。




来る途中どんどんと雪景色となる様子にもうワクワク。
ロープウェイ前に着くと一面雪、雪、雪!大興奮!
逸る気持ちを押し殺して、トイレを済ませ、買ったばかりのアイゼンを装着。帰りのバスの時間を確認。
よしオッケー!
ザクッザクッとアイゼンが雪に刺さるこの音。いいですなあ。


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初めてのアイゼン。初めてのスキー場以外の雪山。

テンション上がります。



@8:20
百ヶ辻ルートより入山
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百ヶ辻登山口、出発~!

ちょっとわかりづらくて、おじさんに聞いちゃった。


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実物はもっと立派です。

看板を撮って説明をすませようという、最高に手抜きな私。



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ここは本当に大阪南部?

すごい雪です。


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最初の水場。



整備された広い道が続く。途中ジープが川に。転落して何日か経っているようだ。
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少々行き過ぎてしまう。このままだと伏見峠に行ってしまうので引き返す。

百ヶ辻から北東方面にある金剛山山頂までには、幾つかのルートがある。
西側から文珠尾ルート、寺谷ルート、馬の背ルート、伏見峠から金剛山遊歩道や湧出岳方面へ伸びるルート。

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木に積もった雪が風で舞い散るのです。

雪のシャワーみたいで、すごくステキだ。



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この日は水は凍っていませんでした。

凍ってたら、とてもステキなんですって。





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◎ハーピン豆知識

いつ、いかなる場合でも、水があれば顔を洗わずにはいられない。



@9:12
再出発。馬ノ背ルートへ。
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登り始め、急登が続く。暫くすると緩やかな登りとちょっとした急登。
おやおや?なんだかやけに怠いではないか。それもそのはず、昨晩は一睡もしていないからだ。
眠い、怠い。身体が重い。ゆっくりゆっくり歩く。
しかしこの雪、雪、雪。サラサラとした新しい粉雪。その何十センチも下には固い雪だ。
想像以上に降り積もった雪の中、ゆっくりと、一歩、一歩と進む。雪の中を歩くのは乾いた道の倍以上の体力を使う。その上このダルさ。


杉林の尾根に出る。この辺りからが"馬の背"なのだろうと思われる。冷たい雪混じりの風が尾根を駆け抜ける。シンと静まり返った山中にゴォーッと吹き抜ける風は、不気味というかなんというか、なのに心地良い。細かい雪が頬に当たる。
山は生きている。静かであれば静かであるほど、強く感じる。

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少しすると数十メートルほど景色が開けた道があった。ここがまた素晴らしい。谷からゴォーッと吹き上げる風雪。


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戦場カメラマン?



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杉林の尾根。真っ暗で寒いです。

でも、雪の中を歩くの楽しい~!!



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ロープウェイからのハイキングコースと合流です。


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@10:14
遊歩道に出る。

一時間ほどかけてゆっくりと馬ノ背を歩き、金剛山遊歩道へ出た。


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霧氷はこの次だよ!

つづく。