コラーゲンを気にして摂取してどうなるわけ？

ブログネタ：「コラーゲン」って気にして摂ってる？参加中

私は気にならないので摂っていない派！

朝もはよからブログネタですｗ

いやーこれ、
ほんとは２・３日前に書いたんだけど、
書いてるうちに
どんどん長くなって、
どんどん内容が高度になってしまって、

このブログの雰囲気に合わないんじゃないか？
読者層にも合わないんじゃないか？

って思って、
載せるのを躊躇してたんです。

でも、せっかく書いたし、

載せちゃおうかなと・・・。

いちおう「美容」って
女子が大好きなテーマにも絡むし、
いいかなと・・・。

というわけで、コレです↓。

長いですけど、
読んでおくれー！

私、

コラーゲンを気にして摂取する
意味がわかりません。

美容のため？
健康のため？

はあ？って感じです。

コラーゲンとは・・・
ウィキペディアによると、

コラーゲン（ドイツ語: Kollagen、英語: Collagen）は、
真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつで、
多細胞動物の細胞外基質（細胞外マトリクス）の主成分である。
体内に存在しているコラーゲンの総量は、
ヒトでは、全タンパク質のほぼ30%を占める程多い。
また、コラーゲンは体内で働くだけでなく

人間生活に様々に利用されている。
ゼラチンの原料はコラーゲンであり、

化粧品、医薬品などにも様々に用いられている。

ここまでは、いいですよね。

まあ、確かに、
肌の内部のコラーゲンが不足したら、
弾力性が失われたり、
うるおいがなくなったりもするでしょうよ。

骨やら筋肉やら血管やらのコラーゲンが不足したら
柔軟性が失われて、けがをするリスクが高まったり、
心筋梗塞とかのリスクが高まったりもするでしょうよ。

これも、わかりますよ。

だからって、

コラーゲンは美容のためにいい！

美容と健康のために、
コラーゲンを積極的に摂取しましょう！

ってどうしていえるの？？？

ん？わからない？

みなさん、

中学・高校のとき習ったでしょ？

（中１以下の子たち、そのうち習うぞｗ）

理科の生物分野の「消化」のところですよ。

肉など食べ物の形で体内に入ったタンパク質（プロテイン）は、
そのままだとからだに吸収はされないわけです。

タンパク質は、胃や小腸で、
ペプシンやトリプシンなどのタンパク質分解酵素（プロテアーゼ）によって、
タンパク質を構成する最小単位のアミノ酸に分解されてから、吸収される

・・・ってことだったよね。

コラーゲンって、
タンパク質の一種なわけでしょ？

そしたら、当然、

コラーゲンは
食べたら分解されて、
アミノ酸になっちゃうわけだよね。

ほら！！
そしたらもう、
カラダに吸収される時点で
コラーゲンじゃなくなってるじゃん！！

一生懸命気にして摂取したコラーゲンが

そのまま肌に行くとは

考えられないよね？？？

なのに摂取する意味があるわけ？

まあ、百歩譲って
コラーゲンを日常的に摂取する必要があるとしましょうよ。

でも、ウィキペディアの説明にもあったように、
割とコラーゲンって、
タンパク質としてはどこにでもあるものなわけです。

だったら、

普段、肉とか魚とか食べてれば、
十分摂取できているはずでしょう？？

ゼラチンの原料がコラーゲンなら、

ゼリーをバクバク食えば、

ものすごい量のコラーゲンが摂取できるがな！

なんでわざわざ
化学的に抽出された

純粋なコラーゲンを
摂取しないといけないのよ？？？

こういう健康食品の広告にはさあ、
よくさあ、「利用者の声」とかあるよね。

１ヶ月続けてみたらこんな効果がありました！

みたいなヤツね。

・お肌にハリが出てきました！

・飲んだらお肌がつるつるになりました！
・最近、若返ったねって言われます！
・からだの調子がとってもいいです！

・私にとってはもうなくてはならないものです！

・・・・とかそんなのあるけどさあ・・・・。

しょせん広告だぜ？？
うそとか誇張とかが

あるに決まってるじゃん！

まあ広告じゃなくて
実際に飲んでる人から
直接勧められるパターンもあるよね。

ほんといいから試してみて！
お肌のうるおいが全然違うから！

みたいなこと言われてね。

「利用者の声」にも言えることだけど、
わたしそれ、

偽薬効果だと思うわー。

またウィキペディアを引用して説明すると

偽薬効果（ぎやくこうか）、プラセボ効果（プラシーボ効果）とは、

偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。

ひらたく言えば、

たとえばね、薬じゃない別の何かをね

「これを飲めば治るから！」

って医者から言われて飲むとね、
薬じゃないはずなのに、病気が治っちゃうことがあるって話。

イワシの頭も信心からなわけですよ。
信じる者は救われちゃうんですよ。

救われるんだからウソでもいいじゃないか！
って意見もあるだろうけど、
それをまことしやかに喧伝するっていうのはどうよ？って私は思うわけです。

たとえばね、
フリスク（ミントタブレット）食べたらお通じがよくなった！
って人がいたとしましょ。
そんな人が何人もいたとしましょ。

でもだからって

フリスクには便秘改善効果がある

とはいえないわけです。

フリスクに便秘改善効果があるってことを

証明するためには、
これがフリスクだってことを秘密にしたうえでフリスクを飲んでもらっても
ちゃんと効果があるのか、
フリスクじゃないものをフリスクだって言って飲んでもらったら
効果が出ないのか、
こういう実験が必要でしょう？

これを繰り返して

有為な差がみられるとなったときにはじめて

フリスクには便秘改善効果がある

って言えるようになるわけです。

なのにほとんどの健康食品は

こういう実験というか治験をしていない！！

まあそもそも、

そんな劇的な効果があるならば、

それはもう「食品」じゃなくて

「薬」になるはずだよね？

「薬」じゃないってことは

そもそもそれほどの効果はないって

ことなんじゃないのかね？？

科学的根拠（エビデンス）のない健康情報を
どうしてみんな信じるのだろう？？？

コラーゲンなどの健康食品に関しては

国立健康・栄養研究所

っていう国の機関が、
科学的根拠のある安全性・有効性の情報を集めて
ネット上で公開しています。

http://hfnet.nih.go.jp/

そこに載ってる、

コラーゲンの記述を見てみると、

コラーゲンは健康食品として、俗に

「美容によい」、「骨・関節疾患に伴う症状の緩和によい」

などといわれているが、

ヒトでの有効性については信頼できるデータが見当たらない。

・健常成人女性39名（20-30歳）（試験群20名）を対象とした
コラーゲンペプチド10gを含む飲料を毎日、60日間摂取させたところ、

皮膚の保湿能に変化はみられなかったという報告がある(2005119390)。

ってことが書いてあります。

結局はさあ、
「コラーゲン」とか
もっともらしい専門用語を使って、

市民を煙に巻いたり、

医学博士とかもっともらしい人を担ぎ出してきて

「美容にはコラーゲンがいいんです！」

って言ってもらって、

テキトーにやった実験の結果とか示したり、
利用者の声とか出したりして、

ほら！すごいでしょ！
みんないいって言ってるでしょ！

って言って、
購買意欲をあおる・・・。

そのうち、
世の中で、

美容にはコラーゲンがいい！

って共通認識みたいなのが生まれると、
コラーゲン配合！
ってしとくと売れるので
メーカーもこぞってそこに参入してきちゃって
ますます人気に拍車がかかる・・・。

・・・こんな流れだよね。

正直、数年前に騒がれた

「発掘！あるある大辞典」問題

と、同じじゃん！！！！

なぜ懲りずに、
こんな情報を信じるかね？？？

ほんとこういう疑似科学みたいの
はっきりいって、

詐欺

だと思うんだよなー。

まあでも、
イワシの頭に御利益があるって信じてれば
シアワセなんだろうし、
実際に御利益があったりもするんだろうし、
別にいいですけどねえ・・・。

わたしは
あほらしいなと
思って見てしまいます。

みなさんも、
一度考えてみてくださいな。

さて、こういう、
ブログネタの内容を
真っ向から否定する内容って
どうなのかね？